先日
母の車を運転すると
異音がする。
普通に走っている時にはしないが
駐車場に入ったり
曲がったりする時に
毎回ではないが異音がする。
どんな音かと言うと
石が飛んできて車の裏に当たったような
カチンという音。
それも結構大き目。
その音が
車後方の左のほうから聞こえる。
下をのぞき込んで何度も見てみるが
特に異常は見当たらない。
しかしやはり
素人目では分からない異常が
起きているのだろう。
大きな事故にでも繋がったら大変と
早速カーディーラーに見せに行った。
カーディーラーに預け
用事を済ませ戻ってみると
整備士が何かを持ってきた。
見ると
小さな石ころ。
何?
これが後輪の接続部に挟まっていたらしい。
それが、段差などで衝撃を受けた時に
カチッと当たって音がしたという。
本当に偶然うまい具合にそこに挟まった
と、整備士も驚いてた。
特に故障もなく
他に支障も出ていなかったので
石ころを取っただけで
今回は解決。
せっかくカーディーラーに来たので
最近母が気にしていたことを聞いてみた。
目次
・サポカー補助金って何?
母の車は自動ブレーキ機能が付いていない。
昨今高齢者の踏み間違いの事故や
つい先日の認知症と思われる方のこちらのエピソード
のこともあり、母も家族も少し心配になっていた。
そんな中母が、
『自動ブレーキを後付けする補助が出るらしいよ』
と。
だとしたら、検討の余地があるなと。
*自動ブレーキを後付けできるの?
しかしこれに関しては母の勘違いで
同じように考え、
自動ブレーキ付けてくれと
車屋を訪れる人も多いという。
基本的に、現在後付けされる装置というのは
自動ブレーキの装置ではなく
停止状態から誤発進を予防する
「アクセルとブレーキの踏み間違い防止装置」
のことだった。
*補正予算案に「サポカー補助金」
2019年12月13日
閣議決定された補正予算案に、65歳以上の高齢運転者による
衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進等抑制装置が
搭載された安全運転サポート車の購入等を補助する「サポカー補助金」
が盛り込まれた。
※令和元年補正予算案に盛り込まれた「サポカー補助金」の案。
実際の制度実施には補正予算案の可決・成立が必要となることにご留意ください。
経済産業省ホームページ参照
とあった。
*補助の対象
・車両導入補助事業
・後付け装置導入補助事業
と、新車購入時、後付け時、どちらにも要件を満たせば補助が出るようだ。
もしこの予算案が通り、補助が出るのなら助かる。
・後付け装置
そこでうちが検討している後付け装置について
どんな感じなのか整備士に聞いてみた。
すると
『あまりお勧めはしない』
との答え。
詳しく聞いてみると
カーディーラーの純正としての製品はなく
一応市販品で踏み間違え防止の後付け装置はある。
しかし、どこまでの信頼性があるかということが疑問らしい。
また、自動ブレーキの装置となると
ブレーキ機能そのものを改造して
その性能をメーカーが保証するのは
とても難しい。
『車が動いている状態から止める』ということは
ブレーキのみならず、
車の車体の経年劣化などがブレーキ性能に
大きく関係する。
その為、自動車メーカーは後付け装置を装着したことで、
車全体の品質保証に及ぼす影響が大きくなるため、
まだ課題が多い。
ということだ。
『今後発売される車には
初めからついているので、
やはり心配なら
新しい車に乗り換えるほうが賢明だ』
ということだった。
私が聞いたのがカーディーラーだったので
社外品に対して責任を負いかねる
という点からも消極的だったのもあるだろう。
それに新車を買ってほしいだろうしね。
そりゃあ、新車を購入できる余裕があれば
それに越したことはないが
今の車だってまだ乗れるし、
ましてや母もいつまで乗るかも分からない。
出来るだけお金をかけずにできるなら、
そのほうがいいと検討したのだが
今の段階ではまだ安全性の問題でどうなのかな・・・
と思う。
・終わりに
いろんな立場があり、意見がある。
どれも間違えではないと思うので、判断材料には加えたい。
どちらにしても
付けることで100パーセントではないにしろ
防げる事故があるのならそれはそれで付ける価値はある。
また、
たとえ初めから付いていたとしても
きちんと作動しない可能性もゼロではない。
何より大切なことは
運転手本人が意識をもって気を付ける。
少しでも不安なら乗らない。
心配なら乗らせない。
そして、
車に乗らなくても生活しやすい環境づくりに
力を入れていく必要があるだろう。
これからどんどん深刻になるであろう高齢者の問題。
いづれは自分もその当事者になると思うと
社会がよりよく変わってくれることを
願わずにはいられない。
そういえば
母の車に挟まった石ころは
『持ち帰りますか?』
と言われたが
記念に整備士さんにあげました。
きっと、
その辺に転がっている事でしょうが(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。