珈琲屋美豆 GalleryBizu

伊豆高原への移住・カフェ経営・伊豆の観光情報など、その時々の思いで言葉を紡ぐ言の葉ブログ。

【カフェ経営】【移住】名古屋風モーニングは伊豆高原でも通用するのか。珈琲屋美豆をはじめて気付いたこと。

 

2018年年末に

愛知県から静岡県伊豆高原へ移住し

2019年4月に

珈琲屋美豆をオープンした。

 

 

お店を始めて約1年半が経とうとしている。

 

 

以前愛知県で喫茶店を経営していた時との違い

今感じること

少しだけ話してみようと思う。

 

 

目次

 

茶店

 

茶店が身近にある

愛知県で生まれ育った私にとって

それは当たり前のことで

今日はどの店に行こうか

と選べるほど店舗数は多かった

 

 

しかし、旅先で

茶店というものを探すことが

こんなにも難しいのかと

驚いたことがある。

 

 

愛知県

 

愛知県では

モーニング文化が根強く

茶店でコーヒーを頼むと

当然のようにモーニングサービスが付く。

 

 

朝モーニングを食べに行き

午後の休憩にお茶をしに行く。

 

 

毎日通うことが日課になってる人

一日に何度も訪れる人

本当に生活の一部となっている

 

 

私自身は

日常でそんなに利用することはないが

休みの日の朝はお気に入りのお店に

モーニングに行く

 

 

それはいつものことだった

 

 

そして

十数年前に自分のお店をはじめ

提供する側に。

 

 

モーニングが当たり前につくということは

それぞれのお店が独自の色を出し

競争が生まれる

 

 

他の店よりも

何か特徴がなければ

数ある喫茶店の中で生き残ることは

容易なことではない

 

 

とにかく品数を多く

パンやゆで卵はもちろん

茶わん蒸しやみそ汁

ヤクルトにフルーツ

うどんや寿司まで付くお店があるかと思えば

 

 

セレクトでき

パンのトッピングを

ジャムやあんこ、チーズ・・・・

ホットドックやパンケーキ

 

プラスの値段を払って

豪華にしたり

 

 

本当に多種多様

あの地域のモーニング文化は

日々進化していた

 

 

その中で

私のお店では

オープン当初から変わらないスタイルで

提供してきた

 

 

自分が嬉しいモーニング

 

 

本当は健康を考えて

サラダやフルーツなど

取り入れたほうがいいのだろうが

 

 

実際

他のお店に行った時

あまり新鮮ではない野菜サラダが

申し訳程度に盛ってあったり

 

甘くないフルーツが付いていたり

がっかりすることも多かった

 

 

きちんと鮮度を保ち

いい状態で提供できるのならいいが

実際にはなかなか難しい

 

 

サービスで付けるものなので

コストの問題もある

 

 

いろいろ考えた上で

生鮮食品は利用せず

パンを中心に

食べやすさや見た目に重きを置き

独自のモーニングを作り上げた

 

 

実際、サラダが欲しいなというお声も

1、2度頂いたが

逆に私と同じ考えで共感していただく方も多く

このスタイルでずっとやってきた

 

 

あくまで

珈琲のお供ということを忘れず

満足感も味わえるように

 

 

そして

できるだけ手をかけることで

コストの削減はもちろん

他のお店とは違う色を出してきた

 

 

伊豆高原

 

伊豆高原へ移住した理由の一つとして

 

ゆったりとしたカフェをやりたい

というのが目的でもあった

 

 

というのも

愛知県ではとにかく忙しく

そして数をこなさなければいけないということで

席数を増やし

今でいう、密の状態。

 

 

都会のカフェはそういう所が多いが

となりの席の人と

お茶を飲んでるような錯覚を感じるほど

席の間隔が狭く

そして騒がしい

 

 

自分の理想としては

ゆったりとした空間

ゆっくりと時間を過ごす

空間を楽しめるカフェ

 


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そして

自分が一人で回せるくらいのお店で

もう一つの職である

筆文字作家として

作品作りをしながら

両立出来たらいいなと

 

 

そんな夢を抱き

それを実現するため

新しいお店を作ることにした

 

 

 

なぜ伊豆高原にしたのか

珈琲屋美豆はどんなお店なのか

などは、こちらの記事で紹介しています↓

 

 

www.bizucafe.com

 

 

ここに来るようになって

この辺りには喫茶店がないこと

そして喫茶店に行くという文化がないということ

 

 

それはだんだんわかってきて

ここでやっていくのは無理だと

口々に言われた

 

 

確かに

愛知県にいた頃

私のお店の地域では

喫茶人口が多く

たくさん有るにも関わらず

どのお店も混んでいる

 

 

なので

その辺でやれば

まあ何とかやっていけるだろうと

想定できた

 

 

しかしここでは

お店を始めても

ほとんど一年以内になくなる

と言われるほど

新規で始め、続けていくことが難しい場所

 

 

どうなるか

やってみなければ分からない

 

 

ただ何となく大丈夫な気がした

 


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だからこそ

踏み出せた一歩かもしれない

 

 

もちろん

駄目だったら

他の仕事を見つけなければいけないな

と覚悟はしていた

 

 

そんな伊豆高原

始めた珈琲屋美豆

とりあえず一年半が過ぎ

何とか生き残っている

 

 

文化の違い

 

この辺りでは

珈琲を飲みに行く習慣があまりなく

もちろんモーニングを食べに行くなんてことも

ほとんどないような地域

 

 

まずはモーニングサービスとは

なんぞや

 

 

そこからのスタートだった

 

 

愛知県では

席に着くなり

 

「ホットコーヒー」

 

とドリンクの注文をされる

 

 

そして当然のように

言われなくても

モーニングサービスが付いてくる

 

 

飲み物を頼めばモーニングが付く

 それが当たり前

 

 

しかし

ここで店をはじめて

一番驚いているのが

ほとんどの人が

 

 

「モーニングセットください」

 

と注文される

 

 

私にはとても違和感がある

 

 

モーニングセットというメニューがあるわけではなく

飲み物を注文することで付いてくるのだから

まず飲み物を・・・

 

 

その為、

「お飲み物は何になさいますか?」

 

というやり取りになる。

 

 

愛知県のお店の時には

交わされなかったもの

 

 

 

そしてよく言われるのが

「モーニングセットにコーヒーが付くのよね」

 

 

いやいや(;^_^A

 

逆なんだけどな・・・

 

 

 確かに

ファミレスや、チェーン展開しているようなお店では

色んなモーニングセットがあって

どのセットにするかを選択して

飲み物を選ぶ

 

 

だからおかしなことではないのだが

愛知県の時との違いに

戸惑ってしまった

 

 

こんな感じで

毎回説明をしながら

地元の方には

だいぶ理解してもらえるようになった

 

 

自分が当たり前の環境の中で育ってきたので

ここで感じた違和感はとても不思議なものだった

 

 

他にもいろいろな違いに

驚きや発見の毎日

またどこかの機会で

お話したいと思う

 

 

おわりに

 

無い所から始めること

 

それは勇気がいるし

どうなるかの想定も難しい

 

 

しかし

やってみないと分からない


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やってみて

出来ないと分かることは

経験として価値のある物

 

 

それはやらなければ

得ることの出来なかった

結果

 

 

どんなことでもそうだが

やる前に

失敗したらどうしよう・・・

などと考えることは

ほぼ意味がない

と私は思う

 

 

もちろん

いろいろな事を想定して

リスクを回避することは

とても大切なこと

 

 

ただ

どうなるか分からないことに

悩んでる暇があったら

とにかくやってみよう

 

 

そう思う

 

だから

これからも

チャレンジ精神は忘れずに

自分の人生自分なりに歩んでいきたい

 

 

それが私の生き方



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