匂いで困った話
もともとそんなににおいに敏感ではない私。
しかし最近苦手なにおいが増えてきた。
思い出してみると
小学生の時
初めて紅茶を飲んだ。
鼻から頭にツーンと抜ける感じ
その匂いに撃沈・・・
そう
紅茶の匂い
何故だか苦手なにおいだった。
しかし、子どものころ
お友達の家へ行くとよく出される。
息をしないように必死の思いで飲んだこと、
今でも覚えている。
そして母と喫茶店へ行く。
母は紅茶。私は珈琲。
ほぼ高確率で私の前に紅茶が来る。
大人になってもいまだ飲めず。
それどころか
紅茶の入った食べ物はすべて駄目。
ケーキ、クッキー、とにかく少しでも匂ったら無理。
頭が痛くなるのだ。
一番困ったのはカフェを始める時。
もちろんお店では紅茶を出す。
しかし、味見ができない。
そして味を伝えることはできない。
素直に言ってしまえば
『頭痛のする匂いがします・・・。』
そんなことを言うお店はない。
ありがたいことに、母は紅茶が好き。
お店も手伝ってもらっていたので
試飲はもっぱら母の仕事。
味の特徴を聞いて把握する。
そんな感じで今もやっている。
紅茶を入れる時には息をしないように・・・
それほどに苦手。
そして最近そんな頭痛のする匂いが増えたのだ。
洗濯洗剤のにおい。
香りの強いものはほとんどがダメ。
そこまで気にならないものもあるが
頭にズキーンとくる香りがすると
もうその服は着られない。
その為、母は洗剤を買う時にとても慎重になる。
前に1度使っただけで使えなかったことがあったので・・・。
ごめんなさい・・・というしかない。
もともと強い香水の匂いとかは苦手だったが
いい香りを付ける洗剤にまで及ぶとは
自分で自分に驚いている。
頭痛がする匂いはやはり
どことなく紅茶に近い匂いなんじゃないかと
自分では分析している。
最近は抹茶や、抹茶風味のお菓子も苦手になってきた。
鼻の奥にくる香りが頭痛を誘う・・・。
調べてみると
こんな病気を見つけた。
嗅覚過敏
何らかの原因によって嗅覚が異常に敏感になる状態。
ストレスや精神的な疾患、
心身症などによっても引き起こされる。
症状としては
普通の人よりもにおいを強く感じたり、
わずかなにおいに敏感に反応する。
その為ストレスを感じたり、
ひどいと吐いたり頭が痛くなったり。
身体・精神どちらにも支障をきたすことがある。
治療方法は
こんな病気もあるんだなと初めて知った。
自分は病気とまでは思はないが
少なからず症状は近いものがあると分かった。
歳を重ね、味覚なども変わってくるという。
昔は嫌いだったものが食べれるようになったり
肉派から魚派になったとか。
それと同じように
嗅覚まで変わってしまっているのか。
今後どういう風になっていくのか。
このままではどんどん苦手なにおいが増えていくのでは・・・
自分のことながら先行き不安になる。
そんな私にとっての
『匂いで困った話』
最後までお読み頂きありがとうございました。