はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
あの日
この出逢いがなければ
今の自分はどうしていたんだろう・・・
きっと
誰にでも
特別な出逢いがあって
それは
人生において
大きな意味を成す
私にとっての
忘れられない
記憶に残っているあの日は・・・
目次
運命を変えた日
あの日あの時
出逢っていなければ
きっと
今の自分はいない
そう思えるような
運命の出逢いをしたのは
2017年10月
今から約4年前には
今の自分を想像できなかった
移住
そう
それは
今住んでいる
この場所との出逢い
「移住したい」
ただ漠然と
昔から
そんな夢を抱きながら
ただ何となく
場所を探して
動き出したのがこの頃
まさか
今ここにいるとは
想像もできなかった
自分は
愛知県で生まれ
ずっと愛知県で暮らしていた
カフェを経営し
そのお店も順調で
その生活を手放してまで
移住する意味が
きっと
周りの人には分からなかっただろう
それでも
かねてから抱いていた
移住への想い
母の年齢
自分自身のバイタリティー
色んなことを考えると
今がその時なんじゃないかなと
思い立った
そこで
移住先を探して
長野、山梨、静岡・・・
と気になる場所を見て歩く中で
ここの土地に出逢ったのだ
伊豆高原
以前に何回か
旅行で来たことがあったが
そこまで記憶はなく
移住先のリストには
上がっていなかった
伊豆半島を一周しながら
なんとなくこの地名に惹かれ
なんとなく立ち寄った不動産屋さん
そこで
一番初めに紹介してもらった土地が
この場所だった
「ちょうど今、
新しい土地の物件が入ってきたとこです」
と
なんだか
運命を感じつつ
行ってみると
森!!
こんな所で
カフェをやりたい
そう思っていた自分にとって
とても魅力的だった
でも
別荘地の中
イメージとしては
お金持ちがたまに
余暇を楽しみに来る場所
ここに住めるの?
ここでお店をやってもいいの?
どんな生活をしているの?
色んな疑問や不安が頭をよぎり
空想と現実を一つずつ
繋げていく作業が始まった
その間に
他にもたくさんの土地を
見て回り
それでも
最終的にたどり着いたのが
一番初めに見た
この場所だった
この土地との出逢いが
夢見ていた移住を
現実のものにしたのだ
即決
悩んでいる暇はない
利便性もよく
土地の形も良かったので
早く決めなければ
すぐ売れてしまう
そういう思いもありながら
心はそれ以前に決まっていて
ただ
あと一押しが欲しかった
不動産屋さんから
「他にも欲しいというお客様が
みえました」
そんな連絡を頂き
これはもう
決めるしかない
と
まだ何も
現実的には動き出してなかったが
この土地を買ってしまった
もう
後には引けない
そういう状況をつくったことで
その後は
嫌でも動かざる負えず
今振り返っても
信じられないほどのスピードで
物事が進んでいった
現実
夢を現実にする
それは
本当に大変なことで
実際に
自分自身
愛知県での生活があり
お店があり
父が建てた家があり
全てを手放す心構えが
一番の問題だった
もちろん
不安もかなり大きかった
全てを手放して
新天地へ行き
もしうまくいかなかったら
どうするんだろう
家族まで巻き込んで
路頭に迷ってしまう
最悪のことを考えると
足が動かなかった
だから
それは
頭の片隅に常に置いておきながら
日頃は楽しみなことばかり
考えるようにした
大丈夫
なんとかなるさ!
本当は
すごくネガティブだった私だが
この時ばかりは
自分を奮い立たせるために
とにかく前向きな言葉を胸に
ただ
移住への夢の実現に向かって
ひたすら突き進んだ
悩みだすと
止まらない
今までなんとかなってきたんだから
これからだって大丈夫
自分の力と運を信じて。。。
今
そして
今現在
伊豆高原へ移住して
3回目の夏
まだ
こちらでの生活は
自分の人生の中の
ほんの一部だが
移住を決断してからの4年余りは
すごく濃い時間だった
そして
今
ここでの生活に
大変満足している
もちろん
生活環境が大きく変わったことで
不便なことも多い
すごく田舎ではないが
都会に比べれば
とても便利とは言えない地域
それでも
ここの暮らしは
本当に心地よい
利便性も大切だけど
それよりも私が望んだ
心のゆとりを手に入れた感じかな
ここでの生活の様子は
これからもブログで発信していきたいと思う
移住を考えている人に
少しでも寄り添えたらいいなと
おわりに
記憶に残っている
あの日
沢山ある中で
やはりここの場所との出逢い
それは私の人生において
大きな転機であり
意味のあるもの
だからこそ
特別に頭にも心にも残っている
どんなことも
はじめは不安でいっぱい
新しい環境
新しい生活
新しことって
ワクワクと一緒に
ドキドキもある
でも
踏み出さなければ
ワクワクもドキドキも
ただの妄想
それを形にしていくのは
自分自身
大丈夫
なんとかなるさ!
その気持ちがあれば
だいじょうぶ!!
あなたはどんな日を
思い浮かべますか?
私はこれからきっと
この記憶より
更に特別に思える瞬間を求めて
人生という旅を
愉しんでいくのだと思う
素敵な人生を!
LIfe is art.
最後までお読みいただきありがとうございました。