家を建てるぞ!
大金をはたくぞ!
大丈夫かな・・・。
何かあったらどうなるんだろう・・・。
生涯で一番大きな買い物となる人も多い
家を買うということ。
もし建ててすぐ欠陥があったら・・・
なんて不安はつきもの。
私も超心配性。
先の先まで考えて、夜も眠れない・・・。
今回、愛知県での暮らし、実家、全てを捨て
伊豆高原へ移住する決断をした。
後には引けない。
ここで生涯暮らすのだ!
だから、
その為に家を建てるのは命がけなのだ!
そこで安心材料の一つとなった
『住宅瑕疵担保責任保険』について
簡単に説明しよう。
・住宅瑕疵担保責任保険
じゅうたくかしたんぽせきにんほけん。
新築住宅を供給する業者には、
加入が義務付けられているもの。
*そもそも瑕疵って何?
本来備わっている機能や性能などが備わっていなかったり
欠陥があったりしていること。
*どんな保険なの?
事業者が供給した住宅に瑕疵(欠陥)があった場合
補修のための費用を補填してもらえる保険。
2000年に「住宅の品質確保の促進等に関する法律」が施行され
事業者は住宅を引き渡してから10年間、
瑕疵担保責任を負わなければならなくなった。
しかし、欠陥があった時に、事業者に資力がなければ
責任を果たすことが出来ない。
その状況を解消するために2009年に瑕疵担保履行法が施行された。
事業者の手段は2択
①国土交通大臣が指定した保険法人と保険契約を締結、住宅瑕疵担保責任保険に加入。
②事業者が供給した新築住宅に応じた額の保証金を10年間供託所へ預ける。
*瑕疵の範囲はどこまで?
①構造耐力上重要な部分
つまり住宅の骨格となる場所
・屋根瓦
・柱
・壁
・床
・土台、基礎
これらの部分に変形や傷が見られたりした場合。
②雨水の侵入を防止する部分
・外壁
・屋根
・開口部
・外壁の内部または屋内にある排水管
など。
防水性が不十分で雨漏りしやすい状態に置かれたとき。
また、
・欠陥個所などを調査する費用
・工事期間の仮住まいの住宅費用
・引っ越しに関する費用
なども支払われる。
*保険金の上限額は?
支払われる保険金の上限額は2000万円。
保険内容やオプションによっても変わる。
また、保険料は事業者が払うもので、買主が払うものではない。
しかし、販売価格や建設代金に含めているのが一般的なようだ。
これって・・・
何だか納得いかないけど( ˘•~•˘ )
私の場合も
見積もりに良く分からない項目があり
説明してもらったが大まか。
恐らくその辺りに入っているのだろうなと思う。
*事業者が倒産していたら?
保険会社に直接保険金の請求ができる。
住宅取得者に対する救済措置が設けられているので安心。
*提供する保険会社は?
どの保険会社でも提供できるわけではない。
国土交通大臣が指定した住宅専門の保険会社のみ。
2019年12月現在、以下の5法人が指定されている。
「株式会社あんしん保障」「住宅保証機構株式会社」「株式会社日本住宅保証検査機構」「株式会社ハウスジーメン」「ハウスプラス住宅保証株式会社」
事業者はこの中から自由に選択し、保険契約を締結する。
*実際の加入状況は?
事業者は、
10年間新築住宅の瑕疵に対する補償を
無料で行わなければいけない義務がある。
しかし、住宅瑕疵保険に必ず加入しなければいけない訳ではない。
その為、新築住宅によって加入していない場合もある。
一般的には契約時に加入しているかどうか、
その内容について事業者から説明がされ、書面が渡される。
しかし、加入していない場合そのことを説明しないケースもある。
ここで知ってて良かった!
となる。
住宅瑕疵担保保険の存在を知っていれば
聞くことが出来る。
知らない場合、そのまま契約が結ばれ
もし事業者が倒産した場合など、
トラブルに巻き込まれることがある。
・やっぱり大切!リテラシー
『リテラシー』
つまり特定の分野の事象や情報を正しく理解・分析・整理し、
自分の言葉で表現したり、判断する能力。
普段は関係のない分野でも、
自分が家を建てるとなったら関わってくること。
細かく知る必要はないが、
言葉だけでも知っておく。
大きな買い物、決断をするわけだから
最低限出来る努力はしておきたいよね。
ありがたいことに
今は、検索すれば欲しい情報は簡単に出てくる。
せっかくなのでそれを利用して
その時その時に応じたリテラシーを
身につけていきたいなと思う。
・最後に
私の依頼した工務店は
『ハウスプラスすまい保険』に加入している。
建物完成時に保険付保障証明書を渡された。
これでひとまず安心して生活することが出来る。
最後までお読みいただきありがとうございました。