珈琲屋美豆 GalleryBizu

伊豆高原への移住・カフェ経営・伊豆の観光情報など、その時々の思いで言葉を紡ぐ言の葉ブログ。

【雑記】誕生日プレゼント。涙のサプライズ。初めての夜に・・・。

誕生日を前に思い出す。

 

まだ20代のころ。

その当時付き合っていた彼と過ごす

初めての私の誕生日。

12月18日。

涙のサプライズ。

 

私の家庭では、

誕生日には家族そろって食事をし

バースデーケーキを食べる。

 

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それが恒例だった。

そして、そういうものだと思っていた。

 

そのころは

誕生日が嬉しくて、待ち遠しくて

1年に1度の特別な日

という意識が強かった。

 

歳を重ねた今となっては

あまり嬉しいことではなくなったが(;^_^A

 

そしてその年の誕生日が迫ったある日

 

母が

『彼も含めてみんなで食事に行こうか』

と誘ってくれた。

 

すごく悩んだが

彼との初めての誕生日。

やっぱり二人で過ごしたいよね。

彼も何か考えてるだろうし。

 

そう思い、

家族との食事は別日にし

当日は彼と過ごすことに。

 

その日彼は仕事は休み。

私はいつも通り仕事を終え

彼のお迎えを待った。

 

来ない。

 

寒さに震えながら

1人待つ。

 

どうしたんだろう。

何かあったのかな・・・。

 心配もしたが

 

私の好きなケーキ屋さん

遠くにあるから買いに行ってくれてるのかな~♬♪

なんてワクワク期待もしていた。

 

そして約束の時間を30分以上過ぎ

ようやく彼到着。

 

『色々やってたら遅くなっちゃった』

 

と。

 

膨らむ期待。

 

そして次の言葉に耳を疑った。

 

『ご飯どこ行く?』

 

え??

 

予約してあるんじゃないの??

 

決まってないの??

どういうこと??

 

彼は何の計画もなく

何も考えていなかったのだ。

 

その瞬間

涙が溢れてきた。

 

今日は自分にとって特別な日。

そんな日に一人待たされ

挙句の果てに

何も計画されてないなんて・・・。

 

この辺りにはお洒落なレストランなんてない。

今から探して行くなんて難しいよ。

 

こんなことなら

母の誘いに乗って

みんなで食事に行けばよかったじゃん!!

 

悲しさと寂しさと怒りと

訳の分からない涙がしばらく止まらなかった。

 

今考えると

そんなに落ち込むほどのことではない。

 

しかし

その当時の私にとっては

大きな問題だった。

 

もちろんケーキなど用意してあるはずもなく

その時間からケーキ屋を探しても

開いている所は見つからず・・・

 

そして結局

居酒屋へ。

 

居酒屋も好きだよ。

でもね

今日はね・・・

 

そして初めての

ケーキを食べない誕生日。

 

今となっては

それは当たり前のことじゃないと

理解できる。

 

 

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でもこの頃は

まだ夢見る乙女。

 

彼からのサプライズバースデーを

期待していた私。

 

撃沈だった。

 

彼にはもともと

サプライズをするという感覚

備わっていなかった。

 

その後は少しづつ私の教えのもと

成長していった彼

毎年少しづつ

素敵なサプライズをしてくれた。

 

残念ながら

お別れすることにはなったが

その後新しい彼女を見つけるにあたって

少しはお役に立てたにではないかと思う。

 

ある意味

涙のサプライズ

となった。

 

そんな誕生日もあったなと

今では懐かしい。

 

誕生日

 

それはこの世に生まれた日

1年に1度の特別な日

 

他の人にはいつもの一日に過ぎない

 

でも本人にとっては

かけがえのない

とても素敵な日

 

そして、生んでもらったことに感謝する日

 


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そして、

これまで出逢って来た人、

出来事すべてに感謝する日。

 

過去があり今がある。

そしてこれからも

そんな出逢いとともに成長していく。

 

人は1人じゃ生きていけない。

だからこそ何かのきっかけにでも

感謝する気持ち

忘れたくない。

 

今ではこの日を迎えるたびに

こんなことを深く考えるようになった。

 

 

最近は母に手紙を書く。

 

生んでくれたこと。
ここまで育ててくれたこと。
あなたの娘としてこの世に生まれ
私は本当に幸せです。

 

 

と感謝の気持ちを込めて。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。