1か月以上の営業自粛期間を経て
5月21日より営業再開した
伊豆高原の珈琲屋美豆。
現状を報告しよう。
目次
営業再開
緊張と不安を胸に
営業再開の日を迎えた。
その日は、
本当にお店をオープンした日のような
なんだか初々しさと新鮮な気持ちで
ワクワクしていた。
しかし、
実際にお客様は訪れてくれるのだろうか・・・
という不安
まだコロナが終息していない状況で
本当に大丈夫なのだろうか・・・
という心配
とても複雑な気持ちだった。
開店すると
待ちわびていたお客様が
ひとり、またひとりと
足を運んでくださった。
「待っていました」
「久しぶりの珈琲、やっぱり美味しい」
「負けずに頑張りましょうね！」
そんな言葉一つ一つが
本当に胸を熱くした。
待っていてくれる人がいる。
それがどれだけ心強く
励みになるか。
再開して良かった。
心からそう思った。
客足
今の現状としては
来店数は
平常時の1/3程度。
まだまだ静かな店内。
来店されるお客様は
お1人の方かご夫婦が大半。
お子様連れの方や
友達との待ち合わせのような感じの方は
見受けられない。
やはり
まだお茶の約束をして
ママ友と集まる
そこは自粛している人が多い
そんな感じを受けた。
これがいつまで続くのか
先が見えない状況に
不安は募る
売り上げ
もちろん売り上げも同じように低迷。
それどころか
在庫の管理が難しく
お客様の状況を読めない為
どうしてもロスが出てしまう。
また、まとめて仕入れることで
割安になったり
送料のかかる物は回数を少なくしたほうが
その分コストは下がる。
そうやって出来るだけ原材料の価格を抑えて
価格を維持してきた。
しかし今の状況では
在庫をたくさん抱えることはできず
無駄をなくすために
少しずつ様子を見ながら
仕入れをすることになる。
そうなると
必然的に原材料費が割高になってくる。
ただお客様の人数が減って
売り上げが下がるだけではなく
原価率が上がれば必然的に
利益率が下がってします。
とても厳しい現実。
それでも
質を落とさぬよう
お店のクオリティーを守るために
力を尽くしたい。
今は正直赤字になってしまう日もある。
そうでなくとも
自分の給料までは出ない。
となると
お店を開けていても
意味がないような状態。
さあどうする。
先を見据えて
実際にお店を再開してみて
ここまでまだ人の動きが少ないことに
少し驚いた。
確かに
お店に訪れる人も
以前とは違い
マスクをし、アルコール消毒を念入りに行う。
また、テラス席の利用率も高い。
その様子を見ると
意識が随分変わった様子が伺える。
観光客とみられるお客様も
ちらほら見受けられる。
しかし、大半は地元の常連客だ。
ずっと自粛生活で
やっとお店に来ることが出来たと
本当に喜ばれるお客様。
この場所があって
本当に良かった
頑張って続けてね
とエールを送ってくださるお客様。
待っていてくれる人がいる。
求められることは
本当にありがたいこと。
そういうお客様がみえるのなら
出来る限り続けていきたい。
たとえただ働きでも(;^_^A
感染のリスクを考えると
まだ不安は残るが
こうやって経済を動かしていくこと
できるところから
少しずつ日常を取り戻すために
動き始めること
今それが本当に大切なこと
そう思う。
知り合いの干物屋さんも
営業再開の時機を決められずに
悩んでいる。
再開した所で
お客様がみえる見込みがなく
お店を開けておくだけで
経費がかさみ、赤字になる。
また、家には小さな子どももいて
感染のリスクを考えると
まだ再開するのは不安だと。
まだ動きたくても動けなくて
うずうずしている人もたくさんいる中で
動くチャンスが与えられているとしたら
無駄にするわけにはいかない。
そんな使命感のような
責任感のような
気持ちを胸に抱き
とにかく足を止めず
歩き続けたいと思う。
おわりに
この状況が
いつまで続くのか
長い闘いになることは
想像できる。
だとしたら
この状況に合わせて
上手くやっていくしかない。
今まで通り出来ないのであれば
何か他の方法を考えて
生き残っていくしかない。
誰でも皆
一生懸命生きている。
状況は違えども
それぞれ悩みや不安を抱えながらも
それを見せずに前を向いている人も
たくさんいる。
こんなことに負けている場合じゃない。
いつも思う。
どんなに辛いことも
時が経つと
いつか思い出に変わり
痛みは和らいでいく。
だから大丈夫。
笑顔を忘れなければ
光は消えない。
諦めなければ
道は続いていく。
1年後、2年後・・・
あんなこともあったねと
振り返れる日が必ず訪れると信じて
今は
出来ることを精一杯
全力笑顔で
一日一日を生きる！
いつも応援してくださる
たくさんの繋がりに感謝いたします。
最後までお読みいただきありがとうございます。
