珈琲屋美豆 GalleryBizu

伊豆高原への移住・カフェ経営・伊豆の観光情報など、その時々の思いで言葉を紡ぐ雑記ブログ。

営業自粛に踏み切る。新型コロナウイルス感染拡大防止。珈琲屋美豆 GalleryBizu。

 

本当はね・・・。

 

休みたくないんだ・・・。

 

 

明日の朝も

同じように

笑顔でお客様を迎える。

 

それが当たり前だと思っていた。

 

 

 珈琲屋美豆からのお知らせ

 

新型コロナウイルス感染拡大防止の為、

4月15日(水)より、

当面の間、休業させていただきます。

お客様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、

何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。

*営業再開の時期はInstagramにてご案内させて頂きます。

 

こんなお知らせを出す日が来るなんて・・・。

 

当たり前が当たり前じゃなくなった日。

 

目次

 

営業自粛

この度、私が

伊豆高原 珈琲屋美豆

営業自粛を決断するに至った経緯を

簡単に綴っていこう。

 

緊急事態宣言

4月7日、

7都府県対象に緊急事態宣言が発令された。

珈琲屋美豆のある伊豆高原

静岡県なので、対象の地域ではない。

 (4月14日現在)

 

しかし、それでもやはり自粛ムードは高まり

街へ出るといつもよりは人影が少ない。

 

また、この辺りは観光地

特に都心からのアクセスがいい為

珈琲屋美豆の来店者の半数は

観光客が占めていると言ってもいい。

 

その為、日に日にお客様の数は

減ってきている。

 

明らかにいつもとは違う空気を

感じずにはいられない

最近の状況。 

不要不急の外出

 

それでも地元の常連客の方は

変わらず訪れてくれる。

 

しかし、カフェというと

どちらかと言えば、娯楽に近い。

ちょっとコーヒーを飲みに行ったり

お友達とお話をしたり

空いた時間をつぶしたり・・・。

 

スーパーなどとは違って

無くても生活には困らない。

 

もちろんそれでも来てくださるお客様に支えられて

成り立っているお店。

 

ただ、 

不要不急の外出を控えなければならない今

本来、行くべきではないのでは・・・。

そんなことを思うようになった。

 

しかし、お店が開いていれば

行こうと思う。

そしてそこに人が集まる。

 

お店がやっていなければ

その分外出は減る。

 

 

一概には言えないが

少なくともそうであろう。

 

 

だとしたら

少しでも人の動きを止める為にも

お店を開けておくべきではないのではないか。

 

感染拡大防止

 

あるお客様は

「この辺は大丈夫だよ。

 感染の恐れはない。」

と、笑いとばすようにおっしゃった。

 

確かにまだ現時点では

市内に感染者は出ていない。

しかし、伊豆半島全体で見ると

数名の感染者が確認されている。

 

だとすると

どこから広がってくるかはわからない。

 

それに

この辺りは観光地で、

減ったとは言っても

今でも他県ナンバーの車をたくさん見かける。

 

また、別荘地が多く

県外から感染を避けて戻ってきている人も多い。

 

現在、感染経路の分かっていないものも多い。

ということは、大丈夫だなんて言うには

少し短絡的に思える。

 

私の思い

自粛ムードの広がりに伴い

自分のお店をどうするか

本当に悩んだ。

 

伊豆高原でお店を始めて

もうすぐ1年。

 

地道に築き上げてきた

小さなお店。

やっと、地元のお客様にも浸透してきて

信頼も得られるようになってきた。

 

「いつもの」

 

そんな存在になりつつある今

本当に大切な時期。

 

「だんだんこの辺りも

 やってるお店が少なくなってきた。

 行くところが限られ、その中で

 ここがやっていてくれるのがありがたい。」

 

そう言ってくださるお客さま。

 

毎日のように顔を合わせ

笑顔を交わす

それが当たり前になっていた。

 

私は、基本的にはお店を休むことにとても抵抗がある。

やはり、わざわざ足を運んでくださる方がある以上

できる限り開けておきたいという強い思いがある。

 

もちろん生活の為に

生きていく為に

お店を休業するということは

とても厳しい現実でもある。

 

 

また、私のような小さなお店は

お客様離れを回復するのは

大変なこと。

 

再開した時

どういう状況になるのか

不安は募る。

 

それでも

今、何が大切なのか。

 

そう考えた時

答えは分かっていた。

 

命。

 

 

たくさんの命が危険にさらされている。

そんな時に、悩んでる場合ではない。

 

目先のことだけではなく

長い目で見て考えれば

今は本当に一瞬のこと。

 

平穏な日常に戻れば

そこからまたやり直すことはできる。

 

だから今は止まろう。

 

そう思った。

 

最後の日

 

当面の営業自粛を決め

休業に入る前、最後の日。

 

閉店時間、お店の入り口のカギを閉める。

 

カチャ

 

鍵のかかる音が

静かな店の中に響いた。

 

終わった・・・。

 

そして涙が溢れてきた。

とめどなく。

 

自分でも驚いた。

 

色々な思いが溢れ

どうすることも出来なかった。

 

なぜ・・・。

 

ただただ

悲しかった

 

もっともっと大変な状況にある人はたくさんいる。

だから自分はまだまだ大丈夫。

 

そうだけれど、自分にとっては

命の次に大切だと思い、守っているお店。

 

元気なのに・・・

働きたいのに・・・

みんなの笑顔が見たいのに・・・

 

何も出来ないことが

とてももどかしい。

 

今はただただ

静かにその時を待つ。

それは、下を向くのではなく

前を向くための決断。

 

今を生きる為に

前を向く為に

1歩を踏み出しただけのことだ。

 

 

おわりに

この状況がいつまで続くのか分からない。

 

とにかく今は

今できることをするだけ。


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大切なものを守る為

ひとりひとりが今できることを

少しずつでもやっていけば

必ず光は見える。

 

そう信じて進むだけ。

 

振り返っていても仕方ない。

とにかく前を

未来を見つめて

歩いていこう。



いつか笑顔で再会できる

その日まで・・・。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。