珈琲屋美豆 GalleryBizu

伊豆高原への移住・カフェ経営・伊豆の観光情報など、その時々の思いで言葉を紡ぐ言の葉ブログ。

【カフェ経営】コーヒー豆ができるまで。収穫から生産処理、流通までの長い旅路。

コーヒー豆

私たちが目にするコーヒー豆は

こんな感じ。


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普段見なれた茶色いコーヒー豆になるまでには

たくさんの工程を経ることになる。

 

今回はそんなコーヒー豆の長い旅路を

簡単に説明していこう。

 

www.bizucafe.com

 

 

目次

 

コーヒー豆の旅

 

コーヒーの実は小さなサクランボのような感じで

種の部分以外の作りは、

どの種のほぼ似たようなもの。

 

コーヒーは豆と言っても

コーヒーの実の中にある種子のこと。

種子なので、その周りには皮や果肉がある。

 

私も昔は豆なのか、実なのか

そのままの形で木に成っているのだと

思っていたσ(^◇^;)

 

コーヒーチェリー

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A.種子 

 コーヒーの生豆

 加工されることでコーヒーとなる。

 

B.銀皮(シルバースキン)

 生豆についた状態で輸送されるが

 焙煎時に燃えたり剥がれたりする。

 

C.パーチメント

 種子の外側の保護層。

 お米で言うと玄米にあたるところ。

 

D.ミューシレージ

 果実を取り除いた後に残る 

 糖分を含む粘膜質の層。

 

E.果肉

 チェリーと呼ばれる部分。

 実が少ない為、食用には向かないが

 ほのかな甘みを感じる。

 

 

生産処理

生産処理の方法は

世界各国で異なるが

主にはドライプロセス

ウェットプロセス

用いられる。

 

ウェットプロセス

水にコーヒーチェリー入れる。

 虫食い豆や未熟豆は水に浮く。

 沈んだチェリーにも未熟豆がある為

   取り除く。

 

コーヒーチェリーをパルパー(果肉除去機)

 にかけ、果実の外側の層を取り除く。

 

ミューシレージが付着したままの豆を

 重さで選別する。

 

二つの工程に分かれる。

ナチュラ

 甘いミューシレージに覆われた豆を

 天日乾燥する。

 7~12時間ゆっくり乾燥させる。

 急速に乾燥させると、欠点豆が生じ

 賞味期限が短くなる。

 

ウォッシュド

 タンクの水につけたまま

 12~72時間発酵させ

 ミューシレージを分解して取り除く。

 ミューシレージを完全に除去し、

 ぬめりがとれたパーチメントコーヒーを

 天日乾燥させる。

 欠点豆を手作業で取り除く。

 

各処理工程を経て、コーヒーチェリーは

 2か月ほど寝かせてから脱穀される。

 

脱穀機によって

 外皮や果肉、パーチメント、シルバースキン

 などが取れ、グリーンコーヒー(生豆)

 となる。

 

コーヒー豆を、機械または手作業で

 品質ごとに分別する。

 比重・サイズ・色による選別。

 

1袋60~70㎏の麻袋に入れられ

 コンテナで船積みされる。

 2~4週間かけて世界各地の消費者のもとへ

 届けられる。

 

ナチュラルとウォッシュド

私たちが飲みなれているコーヒーのほとんどは

ウォッシュドのコーヒー。

スッキリとしていて、くせが少ない。

 

一方、ナチュラルのコーヒーは

ウォッシュドよりも甘みがあり

複雑な風味が生まれる。

熟成したワインのような風味やコク。

酸味が低くなるため、珈琲が苦手な方にも

おすすめ。

 

おすすめの商品

こちらは、

5種類のコーヒーが飲み比べできるセット。

 

1.ブラジル ダテーラ農園
 品種:ムンドノーボ、カツーラ、他
 精製:ナチュラル、パルプドナチュラ

2.ボリビア プマプンク農園
 品種:ティピカ
 精製:フルウォッシュド

3.ルワンダ レメラ
 品種:ブルボン
 精製:ナチュラ

4.ケニア カリアイニAB
 品種:SL28,SL34,Ruiru11
 精製:ケニア式(ウォッシュド)

5.エチオピア ブク・ハンベラ農園
 品種:74110,74112
 精製:ナチュラル(サンドライ)

 

と、様々な農園の違った製法を味わうことができる。

コーヒーの長い旅路を知った上で飲んでみると

また格別であろう。


 

 

 おわりに

普段何気なく口にしているものも

元をたどれば長い旅を経てきているものばかり。


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そこを考えると

物事に対する

見方が違ってくる。

 

こんな風に、

成り立ちを知ることは

生活の中で大切なことだと

改めて感じた。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。