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伊豆高原への移住・カフェ経営・伊豆の観光情報など、その時々の思いで言葉を紡ぐ言の葉ブログ。

【移住】極秘事項流出!?壁に耳あり障子に目あり。世にも不思議な恐怖体験・・・まさに「寝耳に水」。

移住するにあたって

そのことをいつ周りの人に伝えるか。

 

そのタイミングもなかなか難しい。

親戚、友達、ご近所さん、職場・・・

順番としてはやはり身内からかな

と思っていた私たち家族。

 

そんな中で起こった

信じられない出来事を

お話ししよう。

 

目次

 

壁に耳あり障子に目あり


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こんなことわざがある。

 

意味としては

「隠し事をしようとしても

 どこでだれが見ているか

 聞いているか分からない。

 秘密はとにかく漏れやすい。」

ということのたとえ。

 

このことわざを実感する出来事があった。

 

移住

2017年秋から土地を探し始め

2018年1月に土地購入。

そこから店舗併用住宅の建設打ち合わせが始まった。

そして年内に移住をという計画で

進めていた。

 

www.bizucafe.com

 

うちの方針としては

ギリギリまで内密に進めようと

考えていた。

 

理由

やはり一番に知らせるべきは

隣に住む親せき。

 

遠くにいるのなら、

事後報告でもいいかなと思うが

やはり日頃から顔を合わせるし

お世話にもなっている。

他から耳に入るのは失礼だと考えた。

 

なのですぐにでも相談するのが筋かもしれない。

しかし

今回の私の計画は

あまりにも無謀すぎる。

 

心配して反対されるのは分かっている。

 

愛知県のお店も繁盛していて

ここに自宅もある。

なぜ全てを捨てて

どうなるか分からない知らない土地に行くのか

恐らく理解できないだろう。

 

余計な心配をかけたくなかった

反対されて自分自身の気持ちが揺らぐのも

嫌だった。

 

もちろん、そんなことで諦めることも

考えを変えることもなかったが

壁は少ないほうがいい

 

それから、私はお店をやっているので

早々とそういう話が出てしまうと

混乱を招きかねない。

 

お客様からも

質問攻めに合うのも目に見えている。

きちんとした形でお知らせできるまでは

伏せておいたほうがいい。

 

ということで

できるだけギリギリに報告をすることに。

 

極秘任務

そうなると、絶対に他から情報が洩れてはいけない。

この事実を知るのは

私、母、弟。

そして、

伊豆高原の不動産屋と工務店

 

もちろん、そちらにも、

内密にとお願いしてある。

彼らも極秘任務を遂行する仲間。

( ̄^ ̄)ゞ

 

さすがに、伊豆高原には知り合いもいないし

こっちに繋がることはないだろうと思ったが

念には念をで。

 

そんな私たち

きっとすごく怪しかっただろう。

どうしてこんなにかたくなに隠すのかと。

( ̄▽ ̄*) ・・・ァハハ

 

しかし、世の中に

「内緒にしておいてね」

が通用するとは思っていない。

絶対なんてないのだから。

 

信じたいが

信じられるのは自分だけ

そう思っているくらいでちょうどいい。

 

その日は突然に

愛知県でいつも通り変わらずお店を続けながら

内密に移住計画を進めていた。

 

そんな3月のある日。

 

お店のご近所の奥様

神妙な面持ちでやってきた。

 

そして開口一番

 

「お店辞めないよね??」

 

と目をウルウルさせながら詰め寄ってきた。

 

一瞬時間が止まった。

 

(||゚Д゚)ヒィィィ!

 

なぜ??

 

どうして??

 

その言葉を受け止めるのに

しばらく時間がかかった。

 

きっと私の顔は

平常心を保ちながらも

引きつっていただろう。

(•́ω•̀;≡;•́ω•̀)アタフタ

 

「辞めないですよ。どうしてですか?」

 

嘘はつきたくない。

しかしここでまだはっきりと決まっていないことを

お伝えすることはできない。

 

それにもしやめるとしても

まだ半年以上先のこと。

この時点ではまだお店をどうしていくか

いつ引っ越すか、何も明確には決まっていない。

 

なので、心苦しくもあったが

今はこう答えるしかなかった。

 

理由を聞いてみると

 

「知り合いの知り合いがね

 『ここのお店大好きなのに

  辞めるんだって

  すごく残念なの』

 って言ってたらしいの。

 そこで、近所に友達がいるから聞いてみるね

 ということで私の所に連絡が来て・・・

 ビックリして、確認に来たの。」

 

知り合いの知り合い?

一体どこからの話?

(•́ω•̀;≡;•́ω•̀)アタフタ

 

そのご近所さんも

涙ながらに、

「辞めないでね!」って・・・

とても胸が痛かったが

 

とりあえず、

「どこから出た噂なんでしょうね」

とその場はやり過ごした。

 

寝耳に水

 

寝耳に水とは・・・

寝ている無防備な状態の時に

耳に水が入ってきたらビックリすることから

予想もしていなかったことに

驚くことを例えている。

 

まさに、「寝耳に水」

 

どう考えても

どこからそんな噂が出たのか

分からなかった。

 

そしてそれは何もない所から出た

偶然のこのタイミングでの噂なのか・・・

 

それとも

何らかの情報が

どこかから漏れて出てきた噂なのか・・・

 

火のない所に煙は立たぬ

 

火のない所に煙は立たぬとは・・・

全く根拠がなければ、噂は立たない。

噂が立つということは

何らかの根拠があるはずだということ。

 

確かにそう思う。

そう考えると、

一体どこから情報が漏れたのか。

 

推測

伊豆高原には別荘が多い。

 愛知県の、それも私のお店を知っている人が偶然いて

 そこから耳に入った。

 

②何年か継続していた害虫駆除の契約を少し前に打ち切った。

 その為、業者がうちがやめると思ったか、もしくは

 それを聞いた人が勝手に勘違いしてお店をやめると思ったか。

 

どちらにしろ、完全に極秘に進めているため

皆目見当もつかなかったが

考えられることをあげてみると

これくらいだった。

 

人の噂も七十五日

 

人の噂も七十五日とは・・・

昔、春夏秋冬のほかに土用の丑の日を含めた

五季節という考え方があった。

一年365日を5で割ると73。

昔の暦では春夏秋冬の期間が70~75日あるという説。

そこから、75日は一つの季節を表す。

季節が過ぎる頃には、

人の噂も忘れられているということ。

 

噂はあっという間に広がる。

その為、

きっとこの噂はどんどん広まってしまうだろう。

しかし、人の口に蓋をすることはできない。

 

人の噂も七十五日ということを信じて

今は大きく広がらないことを祈ろうと

様子を見ることにした。

 

そろばんを教えてもらった!?

 

そういえば以前こんなことがあった。

 

お店のお客様に

「昔、ここのオーナーさんに

 息子がそろばんを

 教えてもらったんだよね。」

 

と。

 

えっと・・・

 

オーナーはですし・・・

お客様の息子さんとなると

私よりもかなり年上だと推測され

私がそろばんを教えていたなんてことは

あり得ない。

(ヾノ・ω・`)

 

と言うか、

私がそろばんの先生だったという事実は

ございませんから!!

 

という心境の中

「きっと人違いですね」

 

とやんわりとお答えした。

 

その後も、他のお客様から

「友達の息子にそろばん教えてたんだろ?」

と言われ

「教えてませんから!」

というやり取りが何度かあった。

 

根も葉もない噂はどこから出て

どこまで広まっているんだろう。

 

そんなことがあったことを思い出し

そう考えると

根拠のない噂もあり得るなと

今回のことも、

何でもない噂で終わることを

祈った。

 

その後

結局、その後誰かに何かを言われることもなく

どこかで噂を耳にすることもなかった。

 

もしかしたら、

そのご近所さんはとても勘が鋭く

何かを察知して、偵察に来たのかな・・・

なんてことも思った。

 

どちらにしても、

人を疑うことも

嘘をつくことも

出来るだけ避けたい。

 

もし、噂が広まるようなら

早い段階で身内、友達、職場にお知らせをする

段取りを組まなければと思っていた。

 

その為

静かに事なきを得たことに

ホッと胸をなでおろした。

 

おわりに

この時のことは、未だに真相は不明

一体何がきっかけで

どこから出たものなのか

真実は闇に伏せられたまま。

 

なんだかスッキリしない気がするが

それを突き詰める必要性もないし

事をこれ以上荒立てる意味もない。

 

腑に落ちない気持ちを抑え

今無事に移住できているのだから良しとしよう。

 

今回のことで思ったのは

やはり噂は怖い。

 

実際、移住してからお店を始めたことは

誰にも伝えていなかったのに

昔の知り合いからすぐに連絡がきた。

 

「オープンおめでとう!」

 

と。

 

あ~、怖い怖い。

∑(O∀O;)

 

悪いことはできないな

清く正しく美しく

そんな真っ当な人生を送らなければと

改めて感じた。

 

嘘も隠し事もなければ

びくびくする必要もないしね

 

大きなことをする時

それを誰に相談し

どのタイミングで公にするか。

 

きっと人生の中でそういうタイミングは

多かれ少なかれやってくるだろう。

 

その時は改めて思うのだろう。

 

「信じられるのは自分だけ」

 

と。

 

最後に一つ本をご紹介

世界にもたくさんのことわざがある。

 

「ロバにスポンジケーキ
「ウサギになって旅をする」
「あなたのレバーをいただきます」……?

 

とても興味深い美しい表現方法を

絵と文字で紹介してあるこの本。

 

ことわざを通して

人生を豊かに生き抜いてきた、

先人の知恵の数々に出会えます↓

最後までお読みいただきありがとうございました。

↓↓Youtube「黒豆くんの高原生活」もみてね♪