失恋した友達の話を聞いているうちに
相手を異性として意識して
好きになってしまう。
自分が支えてあげなききゃ
なんとかしてあげたい
そういう感情が芽生え
愛情なのか同情なのか
分からなくなることがある。
相手に対して
特別な感情を抱くことが
恋愛感情だと思い
恋に発展する。
でもこれって
本当に愛情なのかな?
ただかわいそうだという思いからの
同情なのかな?
そんなことを思い
考えてみた。
目次
同情なのか愛情なのか
「愛」
愛とは・・・
無条件に相手を想うこと。
損得関係なく大切に思えること。
ではないかと思う。
例えば
この人はかわいそうだから
放ってはおけない。
困っているから
助けてあげたい。
○○だから~してあげたい。
ここに○○という条件が入る。
今の状況がこうだから
そこに感情が生まれた。
その感情は愛ではなく
情であることが多い。
もちろん、そうとも限らない。
それが本当の意味で
愛情に変わることもあるだろう。
「同情」
同情とは・・・
他人の気持ち
特に負の感情に対して
親身になって思う。
哀れみや思いやり。
それは共感とは違う。
共感は感情面でのつながりであり
相手の気持ちを心から理解しようとする。
相手が辛い思いをしていたら
自分も同じ感情を持つ。
心の機能ともいえる。
それに対して
同情は辛い状況において
解決策を導こうとする。
表面的にかわいそうだな、辛そうだな
と自分の価値基準で判断する。
対象
愛情は
自分より大切な人に働く感情で
それはとても大きな力になる。
愛情を原動力に
仕事を頑張ったり
ダイエットに励んだり
相手のために必死になる。
愛情は
行動に移る。
一方
同情は
自分とは無関係の人に働くことが多い。
かわいそう・・・
助けてあげたい・・・
応援したい・・・
どちらかというと
客観的にとらえているイメージ。
実際には
思っているだけで満足したり
行動に移せないもの。
継続
相手が幸せになった後でも
優しく見守ることができる
それは愛情。
利害関係なく
心から相手のことを想い
一緒に喜びを共感できる。
そうでないのなら
きっとそれは同情。
その時の状況が解決したら
一件落着。
通りすがりのようなもの。
物差しはない
気持ちをはかる物差しはない。
それが同情なのか愛情なのか
理屈で言ってしまえば簡単なこと。
しかし人の心はそんなに単純ではない。
複雑な感情が入り乱れ
そこに情が生まれたり
そこから愛情に変化したり
その基準は決められない。
愛情?同情?
結論を言うと
それを明確にしたいのならば
まず一旦冷静になってみる。
客観的に見て
自分がどの立ち位置にいるかを考える。
それは
相手の心の外にいるのか中にいるのか。
もし今の状況が変わったとしたら
自分の立ち位置はどこになるのか。
大切な人が辛い時により添えること
それはとても素敵なこと。
それが同情なのか愛情なのかを
客観的に見てみる。
少し離れたところから
自分の姿を想像する。
その時間を持つことが
大切なのかもしれない。
おわりに
言葉の解釈は人それぞれ。
だから答えは一つじゃない。
特に心の問題ともなると
表現するのはとても難しく
価値を決めることに
基準はない。
最近思うこと。
形はどうであれ
相手を想う気持ち
それが何より大切だということ。
まず
後先のことを考えず
今、自分がどう思うか
今、自分がどうしたいか
今、自分が大切にしたいものは何なのか
それが一番重要なんじゃないかと思う。
同情でも愛情でもいい。
相手のことを少しでも想える気持ち
それが人として何より大切なんじゃないかな。
愛の形は様々。
自分の心に素直になった時
そこにいたいと思えば
それはきっと愛だよね・・・。
最後までお読みいただきありがとうございました。