『月の光と灯台と』
どこにいても
大丈夫だよ
迷子にならないように
明るく照らしているからね
道に迷ったら
探してごらんよ
小さな光が
きっと見つかるから
涙を拭いて
顔をあげてごらんよ
ほら
見えるでしょ
あたたかい月の光と
優しい灯台の明かりが。
『月の光と灯台と。』
誰でも道に迷うことはある。
こんなにも広い世界なのだから。
たとえ今は真っ暗闇の中でも
いつか必ず光が届く時が来る
そう信じて周りを見渡せば
きっと見つけられるはず。
辛い時
涙で周りがみえなくても
ちゃんとあかりは届いてるんだよ。
今は目がにじんで見えないだけ。
真っ暗で道に迷っているだけ。
だから大丈夫。
ゆっくり涙を拭いて
光を求めて歩き出そう。
じっと
今は
じっと
海を眺めているだけでいい。
今は
じっと
空を見上げているだけでいい。
今は
じっと
その時を待とう。
Twitterを通して
ちょうどこのタイミングで
交わしたツイートの風景
大好きな言葉を紡ぐ
夏パパさんとのやり取りが
まさにこの作品と重なった。
心地よい言葉のやり取りが
優しい風を感じさせてくれる。
私の作品に色合いを添えてもらった。
私の言葉に深みを加えてもらった。
本当に素敵な言葉を紡ぐ
そして引き出してくれる
夏パパさんありがとう。
迷子になっても
— 夏パパ (@tamaki723) March 15, 2020
きっと辿り着ける
目印がある
ずっと心に残っている
言葉という目印
そこにあなたが居るという
安心の目印
いつまでも
色褪せることのない
気持ちという目印
いつの日にか
言わせてね
ただいま
と https://t.co/oCFDVLD3o3
制作風景
伊豆高原のお店をオープンすると
しばらくはバタバタするだろうと
その前に描きためておいた
私の中では大型サイズの作品。
全て新しいお家が決まり
寂しくなったgalleryに
また大型の作品を飾りたいと
今回制作に取り掛かった。
「海が好きです」
「この色合いが好きです」
そういうお声を頂くことが多く
やっぱり自分も好きな
碧を描こうと思った。
月・海・空
私の代名詞。
勝手に自分でそう思っている。
初めは月の光を際立たせたく
灯台の明かりは描かなかった。
しかし、お店に展示し
毎日見ているうちに
やっぱり道しるべが欲しい。
灯台から伸びる
優しい光があったらいいな。
そんな風に思うようになり
改めて描き込んだ。
ないほうがいい。
あったほうがいい。
もっと違うのがいい。
感じ方は人それぞれ。
自分なりに納得して
しっくりきた。
それでいい。
おわりに
広い空や大きな海を
じっと眺めていると
なんだか自分がちっぽけで
悩んでることも大したことないんじゃないかって
思ったりする。
雨だったり
遠くにいたり
なかなか眺めることができない
そんな時には
空や海の絵を描く。
その中に自分を投影し
まるで潮風を感じ
海の声を聞いているような
錯覚を覚える。
どこにいても
身近に感じられる
そんな自然を
あなたにも感じて欲しい。
最後までお読みいただきありがとうございます。