調理師とは
調理師法に基づき調理師名簿に指名が登録公示され、栄養及び衛生に関して調理師たるに必要な知識及び技能を修得した有資格者を指す。
カフェを経営する上で必ず必要なのは
「食品衛生責任者」という資格で
これは1日の講習で取得が可能。
調理師免許は
必ず必要な資格ではないが
調理師免許を得ることで
就職や転職に有利になったり
お客様からの信頼を得やすくはなる。
そんな調理師免許について
今回移住するにあたっての手続きを踏まえ
まとめてみた。
目次
調理師免許
受験資格から方法まで
受験資格
一般的な方法として
大きく2つに分かれている。
・各都道府県が指定する調理師学校を卒業する。
・飲食店などで2年以上の調理の実務経験をもとに、
調理師試験に合格する。
実務経験の対象施設は?
・飲食店における営業(旅館や簡易宿泊所を含む)
・魚介類販売業(販売のみはだめ)
・惣菜製造業
・学校や病院、寮などの給食施設
(継続して1回20食以上、または1日50食以上 調理している施設で働くこと)
試験方法は?
調理師試験は筆記試験のみで、
4択式のマークシート形式。
自分で考えて記述するよりは
記憶を頼りに回答できるので
試験内容に該当する事柄を暗記しておくことが
求められる。
試験時期は?
例年1回、各都道府県で実施される。
都道府県によって試験回数は異なる。
試験に必要な勉強は?
私の場合、
受験資格を得る為に
自分のお店で働くという実務経験を2年以上経たのち
試験に挑戦した。
お店を経営しながら、
仕事が終わった夜に1か月前くらいから勉強した。
試験対策の講習会が開かれると聞いたが
お店の営業日だった為、参加できず
そこで使われた教本を購入し
それをひたすら暗記した。
保健所の職員に聞いたところ
講習を受けても
受けなくても
この本の内容をしっかり把握しておけば
大丈夫ということだった。
何でもいいので
参考書を1冊購入して読んでみると良いでしょう。
かなり細かい所から、まんべんなく出題されるようなので
隅から隅まで網羅することが求められる。
試験を受けてみて
その日はとにかく体調が悪く
半ばあきらめ気味でテストに挑んだ。
しかし、お店の定休日は火曜日で
この年は偶然にも試験日が火曜日。
お店を休まなくても、試験を受けれるという
好条件の年。
絶対にこの年に合格しなければ!
その気持ちが強かった。
終了後、自己採点すると微妙な感じ・・・。
その頃凄くダイエットにはまっていて
健康やダイエットに関することをこの試験のため意外にも
かなり勉強していた。
それにも関わらず
「BMI」
つまり肥満度を表す体格指数の計算式が
分からなかったのだ。
日頃あれだけ耳にしていたのに
恐らく計算した事もあったのに
BMI=体重÷(身長)×2乗
が出てこなかった。
うる覚えだった。
油断していた。
それが今思い出しても悔しい( •́ ̯•̀ )
もしその1点で落ちていたら・・・
なんて考えたら、ぞっとした。
そんなこともありながら
不安を胸に待っていた
合格通知!
(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
無事に届いて
ホッと胸を撫でおろした。
調理師免許の申請
・調理師免許の申請は、住所地の都道府県知事に行う。
詳細は各都道府県庁に問い合わせる。
申請に必要なもの
A調理師免許申請書
B①、②のいずれか
①調理師養成施設の卒業証明または卒業証書の写し
及び調理師養成施設の履修証明書
②調理師試験の合格証書
C麻薬、あへん、大麻または覚醒剤の中毒者でない旨の医師の診断書
D戸籍抄本(謄本)または住民票の写し
E手数料5700円
など、今回は愛知県のホームページを参照。
住所変更
今回移住するにあたって
本籍も変えたため
調理師免許の本籍地の変更が必要となった。
調理師免許の記載事項(本籍地の都道府県名、氏名等)に
変更があった場合は、30日以内に訂正申請をする必要がある。
本籍が変わらない住所変更の場合は特に申請の必要はない。
申請に必要なもの
・調理師名簿訂正、免許証書換申請書
・戸籍抄本(謄本)
・調理師免許証
・理由書(申請は30日以内に行わなければならず、30日を超えている場合
理由書に申請が遅れた理由を記入)
・手数料3400円
私の場合、愛知県に申請がしてあったため
愛知県の保健所に申請に行った。
その時は既に静岡県での生活が始まっていたのだが
直接手続きが必要だと言われ、申請と受け取りのため
2度足を運んだ。
今ホームページを見ると
郵送でも可能となっているが・・・
なんだったのだろう。
調理師免許証はこういう賞状のようなもの。
今回は、本籍地愛知県→静岡県の部分の変更となった。
これをお店に掲示する。
最近はプライバシー保護の観点から
営業許可証や、食品衛生責任者など、氏名や個人情報がのっているものを
掲示しない方向になっているようだ。
保健所が提示を求めた時などに
すぐに出せるところに保管しておけばいいということだ。
どちらにしても、調理師免許証は営業する上で
絶対必要なわけではない為、提示を求められることもないだろう。
それにしても、
運転免許証のような小さなカードタイプのものだと思っていたので
これが届いたときには少し驚いた。
そもそも携帯の必要性がない為
カードタイプである必要はないのだが。
なにはともあれ
無事に新しい調理師免許証を貰い
一つの手続きを終えた。
おわりに
今回自分が移住をするということになり
これってこのままでいいのかな?
そんな疑問から、手続きしないといけないことを知る
というものも多かった。
県内へのお引越しと
遠方へのお引越しとでは
変わってくる手続きもある。
その辺りのことは
自分の状況に応じて
ひとつずつ確認することが必要となる。
私も、移住して1年以上がになるが
いまだにやり忘れている事もある。
必要に迫られないと
後回しになることもあるしね。
「移住」を夢見て心ときめかせていたが
現実、やることの多さに、
今やっと移住したことをゆっくりと実感している。
これから少しずつ
楽しみも増えていくのかな
と期待しつつ
その辺りの苦労
今ではいい思い出となっている。
このタイプの本で一通り勉強して
下の問題集で実際の試験の感じをイメージした。
最後までお読みいただきありがとうございました。