珈琲屋美豆 GalleryBizu

伊豆高原への移住・カフェ経営・伊豆の観光情報など、その時々の思いで言葉を紡ぐ言の葉ブログ。

お家で陶芸!オーブン陶土で簡単陶芸体験。食器からアクセサリーまで。お家時間を楽しむ。



お題「#おうち時間

 

不要不急の外出を控える。

今、自宅で出来ること。

お家時間を楽しむ。

普段はなかなか出来ないことをやってみる。

そういう時間の使い方も

世界を広げる為にとても素敵なこと。

 

私も経営するお店が営業自粛中の為

お店は休業中。

その間にできること、作品作りに力を入れている。

 

その中で、今回お家時間を楽しめる

オーブン陶土のご紹介をしよう。

 

日本で初めて

低温度(180度以下)、家庭用のオーブンで

焼成できる特殊陶土。

 

陶器小物を手軽に作ることが出来る。

 

興味のある方も無い方も

この機会に触れてみるのも

おすすめです。

 

目次

 

オーブン陶土

 

私が使っている

ヤコのオーブン陶土。

 

株式会社 ヤコ

のホームページをもとに

ご紹介していこう。

 

ヤコのオーブン陶土

陶芸作家でもある初代代表が

家庭用オーブンを使用して陶器・陶人形などの

制作を行うために1981年に開発された。

 

安心・安全・手軽をモットーに

40年近くにわたり、オーブン陶土ひとすじ。

 

教育の現場、リハビリ、家庭で、アーティストまで

幅広い場で取り入れられている。

 

オーブン陶土とは

陶芸をやりたい!

そう思っても、一般的には身近に

道具や場所がない。

 

そもそも、本陶芸に家庭用電気窯は、大きくて場所をとるし

1000度以上の高温になる為

電気代もかかる。

 

私も焼き物が好きで

お店で陶器を扱っているというのもあり

とても興味がある。

 

陶芸体験も何度かしたことがあるが

その場に行かなければできないし

限られた時間で、限られたものしか作れない。

陶芸教室に通うのも大変。

 

もっと自由に、気軽に陶芸を楽しみたい!

そんな風に思っていた。

 

オーブン陶土は、練らずに使えて、

焼き上げ後にも成型が可能。

本陶芸と同じ手法が使え、本格的な陶芸を

気軽に楽しめる。

 

また、コート剤を塗ることで

食器としての使用も可能になる。

 

使い方

開封

 開封してすぐに、練らずに使える。

 

 私は主にブローチづくりに使用している。

 開封して、使用するだけ切り分け

 綿棒のようなもので薄く延ばす。

 後は好きな形に、カッターなどで切って

 形を作る。

 

 私が使用しているのは、

 消しゴムハンコを彫るための小さなナイフ。

  
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 あと、小物などは手で形作るだけ。

 

 粘土遊びの感覚で楽しく制作できる。

 

 季節によっては少しかたくなっていることもあるので

 その時は水を加えて調節する。

 

 乾燥が早めなので、作りながらかたくなっていく為

 手元に水を用意しておいて

 濡らしながら行うとスムーズ。

 

 例えば、接着する場合などは

 陶土を少し水に溶き、セメント状にして

 接着部両面に塗り、くっつける。

 そうすると接着できる。

 
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 これはオリジナルのキャラクター

 小坊主くん。

 陶土で制作した。

 

 これも、パーツを作り先ほどの方法で

 接着してある。

 取れやすいので、

 この段階でしっかりと接着しておくことが

 望ましい。

 

 使う道具は、本格的な陶芸の道具はもちろん

 身近にある物でも十分代用可能。

 

 私がよく使うのは

 爪楊枝やカッターナイフ。

 美容クリームなどに入っている

 へら状のものなど。

 

 とりあえず使えそうなものがあれば

 敢えて道具を揃えなくても大丈夫。

 

②乾燥

 形作ったら作品を乾燥させる。

 作品の大きさによっても異なるが

 2~7日くらい乾燥させる。


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 乾燥してくると、表面が白っぽく

 粉をふいたようになってくる。

 乾燥段階はとてももろいので

 取り扱いには注意。

 

 私も何度もこの段階で

 落としたりして細かい部分がかけてしまったりした。

 ここでの破損は本当に凹む( ノД`)シクシク…

 

 私の作るブローチは

 通常1週間ほど乾燥させる。

 大きなものになると2週間ほどかけるものもある。

 

 小坊主くんだと、2週間くらいは乾燥させる。

 やはり厚みのあるものだとしっかり乾燥させる為に

 時間を要する。

 

 この時乾燥がしっかりできていないと

 焼き上げた時にひび割れの原因となる。

 

 私も何度か失敗している。

 どうしても早く完成させたい気持ちから

 焦ると、後悔する(-"-;A ...

 

焼成

 家庭用オーブン

 160度~180度で

 30分から60分焼く。

 

 オーブン皿、鉄板にアルミホイルを敷いて

 作品を並べる。

 

 ブローチの場合、

 180度で40分~50分ほど焼く。

 大きさや量によって調整する。

 

④完成

 焼きあがったら完成。

 

 焼きあがって、冷めたら出来上がり。

 このまま土の感じを楽しむのも良いし

 色をるけてもいい。

 

 色付けする場合はこの後行う。

 

⑤色付け

 アクリル絵の具で色付けをする。

 アクリル絵の具は速乾性・耐水性があるので

 扱いやすい。

 

 今は100均にもアクリル絵の具は売っているので

 まずはお試しに何色か買って使っているのも良い。

 私も黒や白など良く使う色は利用している。

⑥コーティング

 食器や花器など、水に濡れて使用するもの

 また、艶を出したいとき、彩色をした時に色落ちがしないように

 コート剤を使用する。

 

 焼成後、作品が冷えてから

 コート剤 YU~(ゆー)

 筆などで薄く塗る。

 

 YU~は食品添加物等の安全基準に合格した安全な商品なので

 食器類にも安心して使える。

 

 厚塗りにならないように注意する。

 また、使った筆はそのまま乾燥すると

 固くなって 使えなくなるので

 水に入れてつけておく。

 

 塗り終わったら乾燥させる。

 約30分~40分。

 手で触ってべたつきがなくなったら

 大丈夫。

 

 乾燥したら、オーブン皿にアルミホイルを敷き

 作品を置き、100度~120度で15~20分加熱する。



 焼きあがったら、冷まして完成。


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オーブン陶土セット

 

私も初めての時に購入した

オーブン陶土セット

工作用陶土に加え

基本の作り方と様々なレシピが書かれた冊子と

防水・耐油コート剤「YU~」と、平筆が入っている。

 

これだけで一通りのことはできるので

初めての人にはおすすめのセット内容。

 

これに入っている冊子は

今でも時々読み返している。

色々な作品の作り方がとても参考になる。

 

一度これで試してみて

出来そうなら、

他の色の陶土に挑戦してみるのもいいだろう。

 

工作用・・・土っぽい色

紅陶・・・赤っぽい色

黒木節・・・黒っぽい色

Milk・・・白色

エコ・・・地球にやさしいエコ粘土

ろくろ・・・手びねりはもちろん、ろくろがひけるタイプ。

 

私は、基本的に上の4種類を使う。

中でも黒と白はよく使う。

色を付けやすいし、色がなくてもシックでおしゃれに仕上がる。

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他に

化粧土「白」

これは、ヤコオーブン陶土(工作用・黒木節・紅陶・ろくろ・エコ)

専用の着色剤。

絵の具よりも、重厚感のある独特の風合いに仕上がる。


 

 

作品

私は、前述したように主に

ブローチづくりに利用している。

 

その他には

ピアスやペンダントなどのアクセサリー。


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ペンダントトップは紅陶の色をそのまま利用し

真ん中にはシーグラスを付けた。

シーグラスは、成型時に場所を決め、へこませておく。

そして焼きあがってから、接着剤で付ける。

焼きあがると少しだけ小さくなるので

くぼみは若干大きめにしておかないと

きちんとはまらなくなる。

周りのパーツは他の色の陶土を使い

成型時にひもを通す穴をあけておく。

 

スプーンやミルクピッチャー、小皿などの器。


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これは紅陶の色をそのまま利用して

アクセントにアクリル絵の具で色を添えた。

CAFEの文字はスタンプで凹ませて色をのせた。

 

一輪挿しなどの花器


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 この三点は、工作用陶土を利用し、そのままの土の感じの色を活かした。

手びねりで形作り流木に合わせて成型する。

焼きあがってから接着剤で流木と組み合わせる。

コート剤を塗ってあるので、水を入れても染みてくることはない。

 

干支の置物。


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 このネズミはMilkの陶土を使用し

白色をそのまま利用した。

耳と手、鼻は成型時にセメント状の陶土で

接着してある。

 

 

おわりに

今回いくつかの作品をご紹介したが

工夫次第でいくらでもオリジナルの作品を作ることは出来る。

 

子どもから大人まで幅広く楽しめる

オーブン陶土での陶芸体験。

 

無心になって陶土をこねてみる。

お家にこもりっぱなしでたまったストレスを

そんな形で発散してみるのもいいかも(^▽^)

 

自分の手で作ったものは

どんなものでも愛着がわく。

 

また、ハンドメイドの良さは

世界にたった一つのもの

ということ。

 

大切なのは

上手に作ることではなく

楽しく作ること。

 

やってみようかな

ちょっとしたその気持ちを大切に

この機会に色んなことに挑戦してみる。


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まだ見ぬ世界は無限に広がっている。

新しい自分に出逢う旅に出てみようじゃないか。

最後までお読みいただきありがとうございました。