珈琲屋美豆 GalleryBizu

伊豆高原への移住・カフェ経営・伊豆の観光情報など、その時々の思いで言葉を紡ぐ言の葉ブログ。

【移住】㉛憧れの森の中のカフェ。しかし木を伐採することに。伊豆高原に店舗併用住宅を建てる。

憧れの森の中のカフェ!

しかし現実は・・・。

 

木々のマイナスイオンを感じながら

小鳥のさえずりをBGMに

読書をしながら

コーヒーを飲む。

 

そんな癒しのカフェを作る予定が・・・。

 

目次

 

森の中のカフェ実現なるか!?

 

当初の予定では

邪魔な木は伐り倒し、残せる木は出来るだけ残す。

 

理想とするのは

「森の中、

 緑を感じながら

 のんびりできるカフェ」

 

それも

人の手によって作りこまれた綺麗な庭より

雑木の森が良かった。

 

母と私の憧れ

ターシャの庭

 

ターシャ・テューダー

アメリカの絵本作家で

園芸家(ガーデナー)としても有名で

その方が作る庭をテレビや本で見てお気に入り。

いつかこんなお庭を造りたい。

そんな風に思っているのだ。

 

www.bizucafe.com

 もちろん、敷地も小さいし

庭なんて言うほどの広さもないけど

その世界観を感じられる空間が

ほんの少しでも出来たらいいな・・・と。

 

 

いらない木を伐採してみると

 

少しでも木を残す方向で進めていたが

いざいらない木を切り倒して全体を見てみると

何だか変な目立ち方をする。


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周りがさっぱりしたせいもあるし

今までたくさんの木が生い茂っていたため

1本ずつを見ることはできなかった。

 

周りがなくなることで

それぞれの木がはっきりと顔を出し

尊重してきたのだ。

 

よく見ると

あまりいい形ではなかったり

残すほどの木ではないものも。

 

綺麗な森の木というよりは

生き残った老木・・・といった感じ。

(・▽・υ)

 

倒木の恐れ

 

また、心配なのは

前にある電線

 

今まではたくさんの木が

寄り添って集まっていたため

1本の木がまともに

風の抵抗を受けることはなかった。

 

しかし、支えあっていた周りの木がなくなったことで

残った木は

風の抵抗をまともに受けることになる。

そうなると、台風などの強風の時には

折れて、電線に引っかかる恐れがある。

 

確かに

納得する出来事があった。

 

この土地の裏は

木が生い茂っている空き地。

向こう側が見えないほどの森といった感じ。


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それが、うちが木を伐採し何もなくなってから

大きめの台風が来た。

その後、訪れた時に驚いた。

 

景色が変わっていたのだ。

(´⊙ω⊙` )

 

裏の森がスッキリ。

空や向こうがわが少し見えるようになっていた。


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なんでもこの台風で木が何本か倒れたという。

写真では分かりにくいが

その場に立つと明らかに違いが分かった。

 

恐らく今まではうちの土地の木が

風よけになっていたのだろう。

それがなくなり、まともに風を受けたことにより

大木が何本も倒れたのだ。

 

そこから考えると

やはりうちの木も倒れる恐れがある。

 

ということで

思い切って、1本のシャラの木だけを残し

全て伐採した。

 

台風の影響

実際に、2019年の台風通過時

お店のお客様のお家でも庭の木が倒木したという。

 

「電線に引っかかってしまい大変だった。

 東電に連絡したら、

 倒木した木を撤去してからでないと

 電線の工事はできない。」

 

ということで、時間もかかり

その撤去費用は

自分で払わなければいけなかったと言う。

 

この別荘地内でも

倒木による停電が何か所もあった。

 

もし、私の家も木を残しておいたら

大変なことになっていたかもしれない。

そう思うと、伐採して良かったと改めて思った。

 

木があることはいいことだが

そういうことも考えなければならない。

現実はなかなか難しい。

 

移植のほうがコストがかかる

本当は

もう1本シャラの木を残して

移植する予定だった。

 

しかし

造園屋さんに言われたのが

「この木を掘り起こして、

 植え替えるほうが

 新しい木を植えるより

 コストがかかる」

ということだった。

 

特にこの木に思い入れがあるわけでもないし

そんなに形もよくない。

 

だとしたら、

気に入った木を買って

植えたほうがいいじゃん!


 

 

ということで、移植は断念。

...(lll-ω-)チーン

バッサリ切り倒したのだった。

 

何もなくなった、ただの更地。

ここからターシャの庭のように

緑を身近に感じながら共に生きる

そんな憧れの庭ができるのだろうか・・・。

 

 

おわりに

本当はところどころに木が生え

木陰がある、そんな空間。


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お店の日陰にもなるような

シンボルツリーを残したかった。

 

しかし敢え無くその夢は消え去った。

( ̄^ ̄゜)

 

そして何もなくなった土地に立ち。

なんだか絶望感のような寂しさを感じた。

 

夢と現実の違い。

 

限られた予算、スペース、条件の中

実現出来ることは少ない。

 

しかしそんな中で少しでも理想に近づける為

出来る限りのことをしていくのだった。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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