ちいさな種が
ふわふわと
風にのって
雨にうたれ
それでも自分の咲くべき場所を求めて
空を飛ぶ
迷子になっても
ただひたすらに
たどり着いた地で
精一杯命の花を咲かせる
力の限り
生きる姿は
美しき
目次
命
どんな生き物にも
命が宿り
それぞれの生き方で
その命の炎を燃やす
自然界
自然界の中では
考えることなく
ただ
その環境に適したように
進化を遂げ
確実に
種を繋げられるように
生きる
その力強さと言ったら
言葉にならない
人
私たち人間は
どうしても弱音を吐く
暑い、寒い
眠い、疲れた
今あることに
満足できず
それが当たり前のように思い
愚痴が出る
良くも悪くも
感情は邪魔をする
それが生きにくさでもある
それでも
やっぱり
人として生まれ
生きることが出来
良かったと思う
ただ
弱い自分が顔を出した時は
ふと
そんな自然に目を向けてみる
自分の
ちっぽけさを
感じる為に
制作風景
この作品は
随分前に
ベースだけ描いてあった
空を連想させるような水色に
ちょこんと芽を出す双葉
そのまま
ずっと放置されていた
ここにきて
そんなお蔵入りしていた作品が
目についた
そして
今回、アート書を組み合わせて
仕上げようと
取り掛かった
イメージは
生命
どこからともなく
ふわふわと飛んできた綿毛は
様々な木々に囲まれた森の中に
たどり着き
小さな芽を出し
精一杯生きようとする
自然の厳しさ
太陽の温もり
様々な状況を
ただただその場所で
生きる為に
命を燃やす
そしてまた
その種を繋げる為に・・・
人も
それぞれ輝ける場所がある
それは
どこでも構わない
職場だったり
自宅だったり
趣味の場だったり
そういう場があり
精一杯生きられることは
本当に素晴らしいこと
強く
優しく
美しく
生きて欲しい
そんな想いを込めた
流木は
くねくねと
曲がりくねった人生を
それでも
上へ上へと
力強く生きる
そんなイメージで添えた。
おわりに
伊豆高原に移住して
自然の中で生活することで
今まで以上に
自然の持つエネルギーを
感じるようになった
きっとそれが
自分の作品作りにも
大きな影響を与えているのだと思う
これからも
そのエネルギーを
上手く取り入れながら
創造力を磨いていきたい。
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