珈琲屋美豆 GalleryBizu

伊豆高原への移住・カフェ経営・伊豆の観光情報など、その時々の思いで言葉を紡ぐ言の葉ブログ。

当たり前じゃない大切なこと。そばにいてくれることに感謝して生きる。

 

当たり前じゃない

 

起こる全てのことは

 

当たり前じゃない

 

目次

 

当たり前

 

毎日同じように過ごしていると

同じことを繰り返し

それが当たり前のように感じる

 

 

でも

それは違う

 

 

全てのことは

 

必然的でもあるが

それは奇跡でもある

 

 

こうやって

毎日朝が来ることも

 

 

本当は

奇跡なのかもしれない

 

 

常連

 

お店をやっていると

毎日お客さまと顔を合わせる

 

 

長くやっていると

馴染みの顔も多くなり

それが当たり前の光景となる

 

 

常連さんも

言ってくれる

 

「毎日ここへきて珈琲を飲む

 そして一日が始まる」

 

日常の一部になっているということ

 

 

それは本当にありがたく

この上なく嬉しいこと

 

 

生活の中に

美豆がある

 

 

それが当たり前になっている

 

 

でも

それは本当は当たり前ではなく

奇跡的なこと

 

 

沢山ある選択肢の中から

ここで過ごす時間を選び

来てくれる

 

 

自分が大切にするお店を

愛してくれること

 

 

それは

本当に素晴らしいことで

当たり前と思ってはいけないこと

 

 

時々忘れてしまう

 

 

そして

未熟な自分は

それに甘えてしまっている

 

 

いつものことだけど

いつも新鮮な気持ちで

いつも初めての気持ちで

いつも最高の感謝の気持ちで

お迎えしなければ

 

 

それができていない自分を恥じながら

こうやって気付くことで成長している

 

共感

 

陶木作家として

活動もしている自分にとって

作品作りは

想いを表現する一つの手段

 

 

自分は

好きの延長からほぼ独学で

この活動をしていて

プロの方からしたら

お恥ずかしい限りの力しかない

 

 

しかし

それでも私の作品に共感し

私の作り上げるものを

お迎えしてくれる

優しい繋がりがある

 

 

自分の表現に共感してもらえること

 

 

それは本当に

作家冥利に尽きる

 

 

いつも心がけていることは

 

 

綺麗、完ぺきを求めるのではなく

温もり、愛情を形にする

 

 

自分の個性、表現したいことを

ただ真っ直ぐに形にする

 

 

だから

見る人によっては

ただのガラク

 

 

それでいい

 

 

感性は人それぞれで

胸がときめくものも人それぞれ

 

だから

皆が同じものに共感することはない

 

 

だから

それでいい

 

 

その中で

自分と同じ感覚でいてくれる人と出逢えること

最近は作品を通してそういう出逢いが増えていくことが

本当に嬉しい

 

 

以前

忘れられない

忘れてはいけない

経験をした

 

 

いつも作品を購入してくださるお客様と

初めて購入してくれたお客様とで

 

私の手違いにより

minneのネット販売で

一つのものを同時購入という形に

なってしまったことがあった

 

同じ作品を作るには

少しお待ちしていただかなければならない

 

その為どちらかの方にその旨を伝え

了解を得る必要があった

 

その時私は

先に注文があったにもかかわらず

いつも買って頂いているお客様に甘えて

無理を承知でお願いしてしまった

 

「分かりました」

 

と言って頂いたのだが

その後こんなことをおっしゃられた

 

「どんな事情であれ、先に購入したのは私

 この作品を欲しいという気持ちは同じ

 私が待って我慢するのはおかしい」

 

と。

 

 

その時ふと我に返った。

 

そのお客様とは

2年以上のお付き合いがあり

日常の会話のやり取りをするほどになっていた

 

 

そこに私の甘えが出てしまった

 

 

少しくらい無理を聞いてもらえるだろう・・・と

 

 

しかしそれはとても失礼なことで

お一人お一人同じ大切なお客様であるにも関わらず

間違った対応をしてしまった

 

 

自分のした過ちに気付いたとき

情けなさと悔しさとふがいなさと

何とも言えない感情に

押しつぶされてしまった

 

 

その後

自分の気持ちを素直にお伝えし

誠意を尽くし和解することが出来

今でもよい関係を続けて頂いている

 

 

その時分かった

 

 

自分が大切なことを見失っていることに

 

 

買ってもらえることが当たり前じゃない

 

 

いつもいてくれるから

ずっといてくれるわけじゃない

 

親しい人も

初めての人も

同じ思いで自分の作品を

迎え入れようとしてくれること

 

 

慣れてくると

当たり前になってしまい

対応も変わってしまっていた自分

 

 

なんて未熟だったんだろう・・・

 

 

その時の気持ちは

今でも心に深く刻まれ

忘れないようにと

常に身近に置いてある

 

想い

 

気持ちの大きさは

表現の仕方や

言葉の数や

伝え方で変わるものではなく

 

 

多いからすごい

感情的だから大きい

というものではない

 

 

例えば

自分の作品をすごく気に入ってくれても

経済的に購入は難しい人もいる

 

反面

余裕があり

気に入るたびにたくさん購入してくれる人もいる

 

後者のほうが

思いが強いのか

と言ったら

決してそうではない

 

 

気持ちはそれでは比べられない

 

 

沢山伝えてくれるからすごいのでも

沢山してくれるから大きいのでもない

 

 

素敵ですねと声を掛けてくださる方

何も言わなくても心で思っていてくださる方

ただ目にとめ過ぎ去っていく方

 

 

色んな方の色んな想い

 

 

どんな形でも

どこかで繋がったという事実

それこそが何より素晴らしいこと

 

 

そして

本当にありがたいこと

 

 

慣れは怖い

 

そんな大切なことを

当たり前のように感じ

素通りしようとしている自分

 

まだまだ小さいな

 

 

自分の未熟さを感じ

改めて見つめ直すことが出来た

 

おわりに

 

いつもそばにいてくれること

それは本当はかけがえのないことで

感謝すべきこと

 

 

家族だったり

愛する人だったり

友達だったり

仕事仲間だったり

顔を合わせるだけの人だったり

 

 

関係性の深さは違えども

出逢うこと全ては

本当に大切な一つ一つの奇跡

 

 

慣れ過ぎてしまわぬよう

見過ごしてしまわぬよう

 

 

日々アンテナをしっかり立て

当たり前の日常の中で

当たり前ではない全てのことに

しっかりと向き合える自分でありたい

 


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今回のポストカードをはじめ、

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