『三日月と。』
静かな夜の闇に
光を放つ三日月は
静寂を打ち破り
星たちに語りかける
どんな光も
輝き続ければ
消えることなく
灯し続けられる
そしていつか
最高の輝きを放つ時がくる
その時まで
その光を絶やさずに
煌めけ
目次
『三日月と。』
雨が続く
梅雨の季節
なかなか空を見上げることが出来ない
雲の上で
お月様は
どんな形をしているのかな
なんて
想像しながら
雨が止むのを
静かに待つ
梅雨
この時期は
なんだかスッキリしない
特に今年の梅雨は
雨が多く
それもゲリラ豪雨のような
激しい日が多い
私の住む
伊豆高原も
何度も土砂災害警報が出るほど
激しい雨が降り続く
家の前の道は
その度に
川のようになり
見ているだけで
不安になる
ただ
ここは岩盤で出来た土地なので
地中には岩がいっぱいあり
水はけがいい
その為
嘘のように水は早く引ける
それだけは
助かる
珈琲屋美豆の建つ場所は
風当たりも強く
まるで台風かの如く
強風が吹き荒れることもよくある
この時期は
まさしく
暴風雨
家は大丈夫だろうか
木は倒れないだろうか
そんな心配をしながらも
窓の外
雨の降る景色は
嫌いじゃない
しっとりと
木々が潤い
エネルギーを蓄えるように
生き生きとしているさま
たくましさを感じる
そして
いつか晴れる
そう思うと
この雨も
心を休める
そんな時間
制作風景
今回の作品は
ぼーっとした感じの風景の中で
三日月を際立たせたもの
いつもは
海だったり
木だったり
家だったり
描くことが多いが
この作品は
具体的なものは描かず
なんとなく
そんなイメージ
この闇の奥の景色は
どうなっているのか
海なのか
山のなのか
それとも
静かな夜の街なのか
そんな想像を掻き立てる
そんな作品に仕上げたかった
下だけ見ると
なんとなく怖いくらいの闇も
空の三日月を
輝かせることで
温かみを持たせた
そして
ポイントは
二本の流木
今回は縦長の絵なので
それを強調するかのように
そして締まりを持たせるように
二本の流木で
挟みこんだ
シンプルだけど
奥行きのある作品ができた
おわりに
このところ
なかなか大きな作品に取り掛かれず
こまごまとした
雑用に追われている
先日
絵を描くための
板をたくさん仕入れてきたので
描きたい気持ちはうずうず・・・
もう少し落ち着いたら
次の作品に取り掛かろうかなと
思いを巡らせている
ちなみに
今回の作品も
随分前に仕上げたもの
なかなか世に出すまでに至らず
眠っていた
やりたいことがたくさんありすぎて
あれもこれもと手を出し
なかなか本来やるべきことに
到達しない
反省しつつも
これからもそんな感じで
いくんだろうなと
今日もまた
新しいことへの挑戦を
もくろんでいる・・・。
今回の作品をはじめ
びずの作品をminneのサイト
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最後までお読みいただきありがとうございました。