自然公園法、建築確認の許可も下り
やっと土地に手を付けれる時が来た。
造成だ。
私の土地はこの時点では森のよう。
草は生い茂り、大きな木々が20本以上。
まずはこれを何とかしないと
土地に踏み入ることもできない。
とりあえず、簡単に整備してから
地鎮祭を行うということとなった。
伊豆高原の地質の特徴から造成まで
話していこう。
目次
伊豆高原を造成する
伊豆高原とは、
(富戸・池・八幡野)を伊豆急行が開発した別荘地。
どんな地質か
大室山が噴火した時に
そこから流出した溶岩が、流れ下り、
地形の凸凹を埋めて伊豆高原を作り上げた。
そして幅4キロほどの範囲で相模湾に流れ込み城ヶ崎海岸を作った。
その為、海岸沿いは柱状節理・溶岩じわなどの
様々な溶岩流の造形を観察することができる。
地震に強い
前述した通り、溶岩でできた地盤。
その為、とても固く地震に強いと言われている。
これほど地震が多いにもかかわらず
築30年以上の別荘がほとんど倒れずに残っているという。
伊豆高原駅の標高が約70m、
いわゆる伊豆高原と呼ばれる地域は
標高100m~300mくらいある。
その為、海が近いが津波の心配はほぼなさそう。
珈琲屋美豆が建つのも標高100mほどの所。
遠くに海は見えるが、津波の心配がなく、塩害も少ない
丁度いい距離感。
これらのポイントは
移住先を伊豆高原に決めた
大きな理由の一つでもある。
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造成は大変
溶岩地層は、土木工事で土地を造成するときが大変。
というのも、少し掘ると岩、また岩・・・
岩ばかり出てきてなかなか掘り進められない。
万一大きな岩盤の層が出てきたら
岩を砕くという大掛かりな工事になり
コストもかかるし
それ以上造成が出来ないこともある。
その点は少し心配になる。
実際、こんな感じに
岩が出てきた。
水はけがよい
溶岩地層は、
造成は大変だが岩がゴロゴロしていることで
利点もある。
それは、水はけ。
とにかく凄い。
かなりの豪雨の時も、ほとんど水がたまることもなく
水たまりに困った記憶がないほど。
造成
木
まず、残したい木を選び、印をつけた。
残したいが、場所に不具合があるものは植え替える。
植え替えには季節が関係する。
常緑樹
常緑樹は基本的には梅雨の植え付けがいいとされている。
早く根付き、広く伸び栄養を吸い上げる力が強くなる。
夏になると高温と乾燥で十分伸び切らないうちに発育が止まってしまう。
落葉樹
落葉樹は冬になると休眠状態になる。
休眠中は根が活動を止める為、移植を行っても樹木に負担がかからない。
針葉樹
針葉樹は葉が細く、気候の影響を受けづらい。
夏と冬を除き時期を問わず移植可能。
水を必要とする夏場に植え替えると枯れてしまう危険性がある為
しっかり水を蓄えている冬場に行う。
私が造成をした時期は8月。
どの種の木にとっても植え替えの時期ではない。
その為時期を見計らって行うことに。
整地
私の土地は道路より少し高くなっていて
車が上がることができない。
その為、
とりあえず工事トラックが上がる為に
仮説でスロープを作る。
それで良ければ、そのまま仕上げる。
お店をオープンする前に手直しをする方向で、となった。
ビフォー
アフター
こんな感じで
スロープを作り車が乗り入れられるようになった。
一気にひらけて景色も変わった。
後は、建物が建つ部分は根から掘り起こして整地。
建物以外の空き地の木は切り倒して根はそのまま。
いずれは腐ってしまうそうだ。
しかし心配性の私、万が一また成長したら・・・と不安に。
その時の補償まで取り付けておいた。
ビフォー
アフター
造成後、初めてこの土地に立った時
まるで自分の土地じゃないようだった。
しかしこれでやっと
イメージが立てやすくなった。
土地の広さもやっと実感でき
建物、駐車スペースの位置を想像しながら
ワクワクするのであった。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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