目次
おひとりさまの生き方
これからの時代
社会問題にもなるであろう
おひとりさま。
その問題と楽しみ方について考えてみる。
「孤独」と「孤立」
「孤独」・・・頼りになる人や心の通じ合う人がなく、
一人ぼっちでさびしいこと。
「孤立」・・・他者との関係性が乏しい。
仲間がいなく、1つだけで存在する。
前者の「孤独」は、
さびしいと言った感情で、個人の内面の問題。
これは、政策的な対応をとるのは難しい。
後者の「孤立」は、
社会的孤立とも呼ばれ、人は一人では生きていけないので
社会的な対応が必要。
孤立を測る指標
日本福祉大学教授、みずほ情報総研主席研究員 藤森克彦氏によると
孤立を測る指標として
①会話頻度
②頼れる人の有無
③自分が手助けする相手の有無
④社会活動への参加の有無
があげられる。
2017年の国立社会保障・人口問題研究所の調査では
会話頻度が2週間に1回以下の割合が最も高いのは
65歳以上の単身男性では15%。
65歳未満の単身男性は8.4%。
つまり、現役世代でも単身男性は孤立しやすい傾向にある。
孤立しないために
同じ単身高齢者でも、男性は女性より孤立に陥りやすい。
男性は、
現役期に地域との関係を築いてこなかったのが
一因だという。
現役期から仕事と生活の両立をし
地域社会と関係を持つことも重要となる。
未婚率
2040年には
65歳以上男性の未婚者の割合は
14.9%になると推計される。
未婚者は、配偶者だけでなく、子供もいないことが考えられる。
つまり「孤立」に陥るリスクが高まる。
これは私にとっても他人ごとではない( ̄▽ ̄*) ・・・ァハハ
今後の対策
自治体などが社会的孤立を含め
相談窓口を強化したり、地域づくりも求められる。
住民が地域で楽しんで交流できる場
働き続けられる社会の構築
孤立対策には様々な機関の連携が欠かせないようだ。
未婚者=「孤独」という訳ではない
独身者が増えるからと言って
孤独が増えるわけではない。
今の時代、ネットを介していつでも誰とでも繋がることができる。
1人暮らしだからと言って社会的孤立というのは
少し違う気がする。
これからは、
心理的孤立にならないように
自分自身の生き方を考えていく時代が来ている。
「孤独」が健康に及ぼす影響
米ブリガムヤング大学教授(心理学)の
ジュリアン・ホルトランスタッドらの研究による
孤独が研究に及ぼす影響の大きさを定量的に調べた研究がある。
それによると、孤独感を引き起こす
社会的つながりの少なさは、
喫煙、飲酒、運動不足、肥満より
大きい短命リスクだと指摘されている。
東京大学高齢社会総合研究機構・特任講師(老年学・公衆衛生学)の
村山洋史氏によると
孤独を感じると、そのストレスから
体内で炎症反応が起きて脳卒中など血管系の病気を発症したり
免疫機能が落ちて、肺炎など呼吸器の病気になったりする
リスクが高まるという。
自殺のリスクになるという研究もあるそうだ。
こんなにも病気との関連があるとは驚いた(⊙ロ⊙)
おひとりさまの楽しみ方
「孤独」「孤立」が問題視されている中でも
「ひとり○○」「ぼっち○○」を楽しむ動きも多くみられる。
ひとりカラオケ、ひとり焼肉、ソロキャンプ…などなど。
そんな中で見つけたのがこれ!
「自分専用基地」
その名も「ぼっちてんと」
東大阪市の企業「ビーズ」から販売されている
部屋の中で一人になる為のテント。
幅と奥行きが1.3メートル、高さが1.5メートル。
立つと天井に頭が付くほどの狭い空間
1人用の椅子と机が入ると丁度いいサイズ。
遮光性が高い生地でできていて、簡易の暗室としても使えるようだ。
どんな人が使うの?
家に帰れば家族がいる。
時には一人になりたい時もある。
自室がなく、家にプライベート空間がない。
そんな人に愛用されているようだ。
用途は?
受験勉強や、パソコン、ゲームなどの趣味に。
デザインやイラストなどの仕事に。
暗室としても。
自宅に居場所のないお父さんの書斎としても。
内側からファスナーを閉めると、
一瞬で不思議な感覚に包まれるそう。
まるで別世界。
これなら、集中して、仕事や読書、趣味に活用できそうだ。
Twitterでも、
「こもるのには最適」「ほんとに集中できる」
といった感想が呟かれているようだ。
これは、完全な自室のない私にとっても魅力的。
ブログを始めてからはパソコンに向かう時間も増えた。
しかし、ワンコたちに邪魔をされたり
家族に用事を頼まれたり
なかなか集中できない。
夢中で好きなことができる憧れの空間。
いずれは自宅に取り入れたいと検討中。(*´罒`*)
これこれ↓
おわりに
これからの時代、
「孤独」「孤立」は避けては通れない問題であろう。
誰の身にも起こりうること。
政策も前向きに進めて欲しいが
やはり何より大切なのは
自分自身の生き方だろう。
先を見据えて、早い段階から地域との関わり、
人との交わりを持つように心がけていくことが大切だ。
私も移住したことで
まだ友達もほとんどいない。
地域との関わりもない。
これから真剣に考えていかなければと思う。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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