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伊豆高原への移住・カフェ経営・伊豆の観光情報など、その時々の思いで言葉を紡ぐ言の葉ブログ。

【カフェ経営】⑬建前と本音。旦那を思う妻の悲しい悲話!?やっと迎えた建前の日。

 

 

 

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12月に入り、やっと建前が行われた。

 

後半に書くが、建前に切ない悲話があったなんて知ることもなく・・・

その時は滞りなく執り行われたのだった。

 

建前(たてまえ)=上棟式(じょうとうしき)とは

新築の際に行われる神道の祭祀。棟上げ(むねあげ)ともいう。 建物が無事であるよう願って行われるもの。通常、柱・棟・梁などの骨組みが完成した状態で行われる。 祭祀ではあるが、住宅の場合、一般的には神主を呼ばず、棟梁が中心となり儀式を執り行う。 施主は工事の無事と、職人へのねぎらいを伝える場として、儀式後、直会(なおらい)という宴会を催すのが通例。

 

簡単に言えば

屋根の一番高い位置に棟木(むなぎ)を取り付けることを上棟と言い、

上棟式は無事に建物が完成することを願い、 上棟できたことを工事関係者とともに祝う、このタイミングで行われる式典。

 

そして、上棟式後には、工事関係者と施主のコミュニケーションを図るにもいい機会となる、宴会が行われることが多い。

 

うちの場合、式典というほどのことはせず、工務店の人が簡単に進めた。

その後は、近くのとんかつ屋さんで現場関係者と共に食事をしたが

お互い気を遣うのも嫌なので、別々に食べた。

コミュニケーションは図らず・・・(笑)

 

ここでこぼれ話『建前と本音』

昔、有名な棟梁がいた。

その棟梁が建前の前日、玄関の柱を短く切ってしまい、

収まらなくなった。
棟梁は、自分の未熟さに死を決意した。

それを見た奥さんが、

自分の命同様大切な旦那様の為に考えたのが
マスを使って短い柱を補修する方法。

翌朝目覚めた棟梁は、

奥さんの差し出した枡を受け取ると
柱の足りない分を補って事なきを得た。

 

ところが、自分のミスが表に出るのを恐れた棟梁は、
口封じのために奥さんを殺してしまった。

棟梁は、自分の犯した罪を悔い、
弔うと心に誓い女の七つ道具

(口紅、鏡、櫛、かんざし、おしろい、こうがい、かつら)を棟の上に飾って供養した。

と言うのが始まりで、建前の儀式となったそうだ。

 

「タテマエ」にこだわるあまり妻を殺してしまった男の見栄や意地に

「ホンネ」で応じた女の悲話が「本音と建前」の語源となった。

 

 

という説もある。

 

思いのすれ違い。

ちょっとした歯車のずれが

引き起こした切ない悲劇

 


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 こんな気持ちでいられたら

起きなかったのかな・・・

 

なんてね(^^♪

 

それはさておき、

こんな話があったなんて、その時知っていたら

もう少し気持ちを入れて参加できたかもしれないなと

今思う。 

 

 

それにしても 

当日の朝にはまだ基礎しかなかったのに

その日のうちに柱が立ち

梁が組まれ

家の形になった

 

ここまで来るのがあまりにも長かったせいか

一気に進んだような感じを受け

少しだけ胸をなでおろしたことを

今でも覚えている。

 

とにもかくにも、後は完成を待つのみ。

ここからは、内装外装の打ち合わせをしながら

完成まで進めていくのだった。

 

2007年12月のお話でした。